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治療院アジアート

自分を中心に行動を決める

2008.02.14 03:34

その決意のおかげで、患者さんと接する時など、とても役に立ちます。

例えば、初めての患者さんが私を怪訝そうに見て、(一応プロである)私に、こんな押し方はやめてくれ、こんな風にして欲しい、などと話されたにしても、私は常に誠実に向き合おう、患者さんが私を受け容れてくれなくても、私は常に患者さんを受け容れようと思えるようになりました。(正直な話、若い頃は内心、そうもいかなかったんです。すいません)

以前は私をすごく頼ってくれていた患者さんや、大好きな患者さんが来てくれなくなっても、寂しがったり、落ち込んだりしません。(書いてることがアホですいません)

「一方通行」の話に戻ると、私にとって患者さんは、最大の、最高の先生です。私は鍼灸・マッサージ師としての経験、技術、知識のみならず、人生や人間についてなど、多くのことを患者さんたちから学ばせていただきました。どんなに頑張っても、いただいた分をお返しすることなど不可能です。

本当のことを言えば、自分のいただいた分をお返ししようにも、誰かに少しでもしてあげると、その場で何かが返ってきちゃって、やっぱりもらう一方になっちゃうわけです。すいません。いや、ありがとうございます。

話が逸れてきましたが、そんなこんなで、この事件を期に、「相手が私をどう思うか」を気にしなくなり、「私は相手を大切にしよう」とか、「攻撃されても、私は普通にしていよう」と思うようになり、

それが徐々に進化してきて、「他者が求める人になろう」とはせず、「自分が正しいと思えることをしよう」「自分で納得できる行動をしよう」と考えるようになりました。

基準は自分です。

具体例を挙げれば、患者さんに「気持ちよかった」「良くなりました」と言っていただくことはもちろん一番嬉しいんですが、その時自分が集中していなかったり、もし、ちょっと手を抜いたりしていれば、それはダメだろうと思うわけです。そんな自分は情けないし、悔しい。

私の技術がいたらず患者さんを治すことができなくても、自分のベストを尽くし、私にできる最大限のことをやれたのなら、それはそれで仕方ないなと受け容れ、今後の精進を誓うことになります。その方が、自分としては納得感があり、充実できるのです。

これを推し進めると、逆説の十か条になるのだと思います。