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©関愛子

「無限ルーム The 2nd」を終えて

2018.11.16 11:50


この場所に入る日の光を、ただ、見ていたかった。


恨めしいほど生きづらいこの世に生を受けたことを

それも善しと思えたのは、このお堂に確かに差した光を

感じる、あの時があったから。


この深い哀しみを

理解してくれる人がいること、

その自分の弱さも生きて見つめ続けてくれる友の存在が

なかったら、一歩踏み出すことはおろか、

この場に立ってすら、いられなかったと、

ふた月たった、今も思う。



この日、

青空の下を吹く強い突風が、まるけの間は止んでいたのも、

風のない弘法堂に差す日差しが、帯を揺らしたのも、

すべて、彼の存在を証明する想いのあつまり。


この場所は、あの頃と変わらない優しさで包まれている。


その辛さを早く忘れられる強さより、

あの幸せを思い出せる、陽光の柔らかさを、ずっと。