理想の自分と現実の自分~現実の自分を受け容れよう
理想の自分と、現実の自分を、間違っちゃってる人が沢山います。
理想の自分が本当の自分だと思い込み、理想通りに出来ていない自分を責める。
「何でこんなことも出来ないの」「自分はこんな人じゃなかったはずなのに」
人からどう見られるかも同様で、人が自分のことを認めてくれなかったり、受け容れてもらえないと、
「何でわかってくれないんだろう?」「あの人はお高くとまっている」
そんな風に思ってしまいます。本当の私をわかってくれたら、私を受け容れないはずがないとでも言いたげです。
実を言えば、以前の私もそうでした。私を嫌う人がいると、「どうしてわかってもらえないんだろう?」と。今の私なら「私を嫌い?こいつ、私をわかっているな」くらいに思うわけです。
人が本当の自分だと信じて疑わない、理想の自分の多くは、めちゃ頑張り屋さんで、仕事や勉強も出来て、人の悪口なんて言わず、誰からも好かれ、認められ、向上心の塊で、人には優しく自分には厳しく、とにかく完全無欠な人物です。
そんな人どこかにいます?その人の友達になりたいですか?そんな人である必要がありますか?
まあ、私は友達にはなりたいですけれど、自分がそんな人にはなりたくありません。つらそうだから。
本当の自分は、時には頑張れない時もあるし、汚い部分もあるし、人から受け入れてもらえないこともある、理想とは少しだけ離れた、あなたがいけてないと感じている、それが自分のはずがないと思っている人。そっちです。
それでいいんです。本当の自分のほうがよっぽど素敵です。人間らしくて、親しみがあって。
理想通りじゃない自分を責めている人、そんな必要はないのでもうやめましょう。
基準は「自分が信頼している人が同じことをした場合、その人を責めるだろうか?」こうしておくとわかりやすいと思います。
まずは自分が現実の自分を受け容ないと、他者は誰も自分をわかってくれない人になってしまいます。
全ての人から好かれる人など存在しないこと。好かれるか嫌われるかは、自分の問題だけではなく、相手の事情にも左右されることなども、知っておく必要があるでしょう。
今の自分を受け容れるなんて、そんな楽してどうする。それは人としての成長を止めることだ。ダメな人間のすることだ。そう思っているあなた、私に謝れ(うそですよ、冗談ですからね。真面目な人は本気にするから大変です)
これ以外は受け容れない。この範囲に入っている人しか認めない。そんな完璧主義の人と、あらゆる人を受け容れ、全ての人から広く学ぶ人。どっちがかっこいいでしょうか?(この比較の仕方が卑怯かもですが)
好みの問題もあると思いますが、私は後者が好きです。