BWVS 忠臣の対決 レビュー 2024.03.22 11:56 今回のレビューは、トランスフォーマー ビーストウォーズアゲイン より、“BWVSー07 忠臣の対決” です。 キングダムからレガシーに欠けてリメイクされたビースト戦士たちをオリジナルのアニメデザインに近付けたプレミアムフィニッシュ仕様で、かつ当時発売されたオリジナルトイの対決セットをイメージした2体セットで展開していくシリーズの第7弾。 サイバトロンの“空中偵察員 エアラザー” と、デストロンの“地上攻撃指揮官 インフェルノ” のセットが発売。 これにて第1期レギュラーメンバーコンプリートとなります。 23年8月からスタートした月刊ビーストウォーズ。 当初12月に発売予定だった第5弾が延期されましたが、翌月に第6弾も一緒に発売され、全体のスケジュールとしては予定通りに終了しました(まだ終了はしていない)。 実写最新作のビースト覚醒の公開に、オリジナル版アニメのセレクション再放送、ビーストウォーズアゲインの地上波放送と、25年の時を経て再燃したビーストウォーズフィーバーもとうとう終わりですね。 僕にとっては第2次トランスフォーマーブームの火付け役となった作品ですし、少しの寂しさを感じつつ、しかしあらためてその魅力を思い出すことができて嬉しかった半年あまりでした。 さてそんなわけで、トリを飾るのは、ともに最後に軍団に加入したエアラザーとインフェルノ。 今回のアゲイン版で新たに組まれた対戦カードになります。 忠臣というと、インフェルノは確かにメガトロンにとっての忠臣でしょうが、エアラザーは比較的真面目な常識人だけど、とくに誰かに忠実とかいう感じはなかったなぁ。 まぁ、対決名を考えるの難しいですよね。 なお、今回は同日にタカラトミーモール限定で発売された “ジェネレーションセレクト アンタゴニー” も一緒にレビューしていきます。忠臣の対決 レギュラーメンバーによる7番勝負最後の対戦カード。 劇中での登場順を考えると最後にこの組み合わせになるのはわかるんですが、戦力対比だとエアラザー VS ブラックウィドー、タイガトロン VS インフェルノという組み合わせの方が個人的にはしっくりきたかな。 原語設定だとエアラザーとブラックウィドーなら女性対決にもなったわけで。 ちなみに、オリジナルトイではそれぞれアニメ未登場キャラと対戦が組まれており、エアラザーはクワガイガーと“大空の対決” 、インフェルノはサイバーシャークと “地獄の対決” になっていました。パッケージ シリーズ共通のモノクロスリーブ付きブラインドパッケージ。 この前置きもこれで最後になるのかな。 いつも通り表面にはロボットモード、 裏面にはビーストモードの描き下ろしイラストが配置。 まぁ、どっちが表でも裏でもいんですが(今さら)。 中身はこのようになっています。 照明の反射でちょっと醜くて済みません・・ インナーシートが当時の対決セットをイメージさせくれます。 まぁ、先の通り、当時とは対戦相手が違うわけですが。 なお、ここへ来てインナーシートの内側、モノを収めたブリスターにカバーが付けられました。 これまでは、ブリスターの形状に沿ってインナーシートがたわんでしまっていることがありましたが、このカバーのおかげでそんなこともなくなった・・ というか、最初から付けてよ。 けっこうな苦情があったのかもしれません。最後の最後にやっと対応できたのかしら? インナーシートだけ取り出して。 こちらが表。 裏。 リバーシブル仕様です。 カバー追加されたおかげで、これだけでも普通に商品として通用する感じになりました。 むしろこの状態でいいのに・・ キャラクターカードも付属。 表面は基本的にオリジナルトイに付属したカードそのままですが、 裏面はスリーブにも使われている描き下ろしイラストに変更されています。サイバトロン 空中偵察員 エアラザー アニメ開始冒頭、デストロンの攻撃で墜落しそうになったサイバトロンの宇宙船アクサロンから射出され、地上に落下したポッドに乗せられてたサイバトロンプロトフォームが、ハヤブサをスキャンして誕生した新戦士。 状況としてはタイガトロンと一緒ですが、彼と違ってポッドが落下時に損傷したことで危険な状態にあり、ライノックスの尽力によって生命をとりとめています。 性格は穏やかで真面目。 やはり生まれた環境からか、自然を愛する心を持ち、タガトロンとも気が合うようで行動を共にすること多く、いつしか・・ サイバトロンでは貴重な飛行能力の持ち主ということもあり、戦闘はもちろん、広域の偵察任務などで活躍しました。 日本語版CVは岩永 哲哉氏。 原語設定では女性キャラでしたがなぜか日本語版では男性キャラになっており、2期のメタルス以降、タイガトロンとの関係がBLっぽくなっていったことには当時戸惑いの声もありました。 しかし、岩永さんの甘く優しい声質が上手く(?)マッチしていた感も・・ 飛び立つときのハイヤー! が口癖。 メタルス中盤ではタイガトロンと一緒にエイリアンに攫われ、融合させられてタイガーファルコンに生まれ変わります。ロボットモード キングダム(KD)版のリカラー。 全体にかなり濃い色味に変更されているのでKD版と見分けやすいです。 リメイクビースト戦士系の型のなかでも汎用性が高いのか、なにかと流用されがちなこの型。 テラザウラーもですが、アドベンチャーにちょっろっと出てきただけのフィルチもこの型の流用で発売されるそうで・・ まぁ、たぶん日本導入はないでしょうが。 まずはKD版との比較から。 メインカラーの茶色はもう見たまんま、オレンジ含め全体に濃い色合いに変更されているほか、各部に塗装が追加されています。 なお、茶色は画像ではちょっとわかりにくいですがメタリックな風合い。 でも、当時アニメのエアラザーはあんまり金属っぽいイメージはなかったような・・ KD エアラザー レビュー では、各部を見ていきます。 頭部は大まかな塗装パターンは変わっていませんが、目の周りにオレンジが追加されています。 黒い目に緑の瞳はKD版と一緒ですね.やや寄り目気味なのもとくに変わらず。 上半身は、胸部外側のパーツの腕の付け辺りに茶色の塗装が追加。 上腕もゴールドで塗装され、アニメ版の配色が再現されています。 ただ成型色の肘関節のと色味に差が出てしまってますね。まぁ仕方ないか。 あと、KD版版では前腕にあったマクシマルマーク(サイバトロンマーク)がなくなっています。 各部隊の所属マークですが、意外に付けてる人少ないですよね。 サイバトロンだとライノックスが左右その側頭部、チータスが額に、ラットルが左右の前腕に付けていますが、そもそもコンボイが付けてない・・ 下半身では太腿の塗装が変更。 メインカラーの茶色のほか、正面にはディティールに沿ったわずかなポイントや、内側にもゴールドで塗装されています。 ただ太腿は、アニメデザインだと白いはずなんだよなぁ・・なんで茶色にしちゃったのか? ここだけはKD版のほうが近いんだけど・・付属武器エアニードル 両腕に装備するミサイル。 茶色成型のパーツに前面ゴールド塗装が綺麗です。 接続は5㎜軸なので、手に持たせることも可能。 軸部分にまでは塗装されていません。ビーストモード ハヤブサに変身(トランスフォーム)。 こちらは翼を広げた飛行姿勢。 やはり全体に色が濃くなり、現実のハヤブサ感アップ。 照明の加減で画像はやや明るめになってしまいましたが、現物はさっきのロボットモード同様、もっと濃い茶色です。 でも、アニメだともっと黒に近い色だったような・・ もっと思い切って変えてくれてもよかった気もしますね。 翼をたたみ、頭部と脚部を動かすことで着陸姿勢にもできます。 完全に鳥。 とてもロボットに変形するようには見えないなぁ では、こちらもKD版との比較から。 まず飛行姿勢。 色味の違いがよくわかるかと思います。 あと頭部や翼の先端部分に白の塗装が追加されていますね。 背中のグラデーションというかウェザリングのような塗装派なくなっていますが。 着陸姿勢にすると頭部嘴や頬の塗装追加がよくわかります。 あと脚の爪ですね。KD版ではオレンジの成型色のままでしたが、今回はしっかり塗装されています。 では、あらためて各部を見ていきましょう。 頭部は嘴周りに黄色の塗装が追加され、頬の白い部分も首のほうまで繋がるような感じで塗装されています。 目の塗装はほぼ同じですね。 可動についてはもちろん変わりないのですが一応触れておきますと、首付け根でロールと上下スイング可能。 あと嘴が開閉します。 翼は先端に向かって白くなるグラデーション塗装が追加。 KD版ではロボットモードで正面に来る裏側にのみ、気持ち程度グレデーション塗装がされていましたが、今回はちゃんと両面に、よりくっきり塗装がされています。 可動については、根元から4軸で上下(着陸姿勢では前後)に柔軟に可動。 先端部はロール展開します。 しっかり塗り分けられた脚の爪。 根元部分もちゃんと茶色で塗られているのは細かいですね。後ろのオレンジは見えない態でお願いします(笑) しかし、3本の爪は実はけっこう生々しい造形だったことに今さら気付きました。 武器は脚部付け根(ロボットの太腿)部分に取り付けます。 ブースターみたいにも見えますね。デストロン 地上攻撃指揮官 インフェルノ タイガトロン、エアラザーと同じく地上に落下したポッドに乗っていたサイバトロンプロトフォームをタランスが回収。プログラミングチップをデストロンものと入れ換えられて誕生した戦士。 タランスは自分の部下とするためにクモをスキャンさせようとしましたが、その前にアリをスキャンしてしまい、巨大なアリへの変身能力を獲得。 本能的にもアリの影響を受け、メガトロンを女王アリとして敬う忠実な兵隊アリとして行動するようになっていきました。 二丁の拳銃や火炎放射、さらにロボットモードではお尻のブースターを使って飛行も可能と、デストロン軍団のなかでもとくに高い戦闘力を誇ります。 続編のメタルスではメタルス化はしなかったものの、最後までメガトロンの下で戦っています。 日本版CVは三木 眞一郎氏。 当時・・というか今だとさらにかな? 意外な役柄でびっくりした記憶があります。 口癖はごっつんこ! ~でアリんす! など独特な語尾を付けることもありました。ロボットモード レガシー(TL)版のリカラー。 パッと見、ほとんんど違いがわかりません。 タランスもそうでしたが、キングダム遅刻組の2人は出来がよいのはもちろんんのこと、カラーリングにしてもかなり当時のアニメデザインに近いモノになっていた印象です。 キングダムはネトフリ版アニメの影響もあったのかな? というわけで、こちらもまずTL版との比較から。 おぅ・・並べてもほとんど違いがわからないぞ。 メインカラーの赤の色味もほぼ同じですし、メタリックブルーの塗装も、多分同じ色。 アリの肢の成型色が、今回はちょっと薄めで茶色みが増しているのと、あとはわずかですが塗装箇所が増えているくらいの違いですね。 あ、武器の塗装箇所がややテレコになっているのが面白いです。 後ろを向くと・・ 今回のアゲイン版では武器が一つ追加されているので、手に武器を持った状態でもお尻のヘルジェットを再現できるんですね。 まぁ、これが最大の変更点ではありますね。 あとプロペラ内側の塗装が二色使われて豪華になっています。 TL インフェルノ レビュー では、各部を見ていきます。 頭部はとくに変更なし。 まぁ、実際完璧なんでね。これはもう弄りようがないでしょう。 口が開閉するのも嬉しいですね。 口内もしっかり赤い・・成型色ですけどね。 本体上半身についても、とくに変更はなし。 右肩にあったプレダコン(デストロン)マークがなくなっています。 デストロンでも、ちゃんと(?)マークを付けてるメンバーは少なかったかな? スコルポスが胸の真ん中に付けてるのと、意外や、ブラックウィドーが首許と武器にも付けてましたね。 ほかは付けてなかったかな? 忘れてたらごめんなさい。 下半身では脚部にけっこう塗装が追加されています。 付け根近くの菱形のディティールにメタリックブルーが追加されているほか、脛の側面と裏側にはメタリックブラウン? パープルかな? ともかく追加されてけっこうカラフルになってますね。 お尻のプロペラ内側は、ダクトっぽいディティールが一段濃い色味で塗り分けれています。 なお、プロペラは劇中同様回転可能。 ちょっとアリの肢画邪魔になりますけどね。 ちなみにうちのKD版インフェルノは一番小さいプロペラパーツが外れやすかったんですが、今回はそんなことはありませんでした。 多少は個体差あると思いますけど。付属武器ヘルジェット レガシーでリメイクされた際のアレンジで、お尻のブースター、ヘルジェットを取り外して手持ち武器にできるようになったわけですが、武器として装備する場合は空が飛べず、飛行状態では手ぶらになるというジレンマがありました。 そこで、今回のアゲイン版ではそれを解消すべく、同じものを二つ付けるという大盤振る舞い! それぞれクリレッド、クリアブルー成型で、塗装パターンも変わっています。 クリアブルーのほうが、基本お尻に取り付けるものですね。 アニメのヘルジェットは青色でした。 クリアというかメタリックブルーだったと思いますが。 そして、クリアレッドのほうが手持ち武器ということでいいと思います。 まぁ、そもそも武器とブースターとはまったく別物なんですけどね。 でもこちらはマズル部がガンメタ、本体もわざわざ赤く塗装されていて武器感が増しています。 ともに4連のブースターノズルおよび銃口は5㎜穴になっていて各種エフェクトパーツの取り付けが可能です。 なお、この武器追加のためか、これまでのデラックス+ボイジャークラスのセットから今回のみ税込み550円価格が上昇しています。 え? これだけで550円は高くない? 前回はゴールデンディスクの分はサービスだったのに・・ビーストモード 巨大なアリ(ヒアリ)に変身(トランスフォーム)。 いやぁ、あらためてよくできてるなぁ。 めっちゃアリですからね(笑)。 ただこちらもロボットモード同様、単体で見てもTL版の違いがほとんどわかりません。 ということでTL版との比較から。 あ・・けっこう違う。むしろロボットモードよりもわかりやすいかも。 まず大顎の成型色が変わっていますね。今回のものは濃いめのメタリックブルーになっています。 肢の成型色に付いてはもう触れましたね。 また、TL版では胸部が茶色に近い紫色で塗装されていましたが、今回は赤い成型色のままで頭部や腹部と同じ色です。 というか、なんでTL版が胸だけこんな色だったんだろう? あと、今回は腹部に模様が追加されています。 では、各部をあらためて。 まず頭部。 TL版では水色っぽい成型色だった大顎が鈍く光るメタリックブルー成型に変更。 これだけでけっこう強そうに見えます。 触覚の成型色も肢と同じ、濃いめの茶色ですね。 目の色は変わってないかな。 大顎は開閉。 触覚は上下に動かせます。 3対6本の肢についてはすべて可動させることができるのですが、 それぞれ動く向きが違うのでポージングはけっこう難しいです。 後肢のみ中ほどでもう一箇所可動するのですが、前肢と中肢も同様ならばもう少し自由度もあったんですけどね。 腹部には虎柄のような模様が追加。 模様の色はガンメタリックですね。 毒々しさというか、キモさがアップした感じ。 変形パターンの変更もあり、ヘルジェット(武器)は腹部内には収納できず、背中に取り付ける仕様になります。 まぁ、取って付けた感強いですよね・・ しかも取り付け用の5㎜穴が一つしかなので、追加された分は余剰になります。 いや、武器自体に5㎜穴があるから、こうすればいいんだ! 仰角がとれるので対空攻撃も可能になりました。 無理矢理ですけどね。ジェネレーションセレクト アンタゴニー インフェルノのリカラーが同日発売ということで、もうここで一緒に紹介してしまいますね。パッケージ 日本版限定のスリーブ付き。 ただ本体の箱は海外版と一緒のようですね。 これ嫌い・・ カッターで切らなきゃいけないの。 中身はこんな感じでした。 紙紐固定は久しぶりだなぁ。プレダコン アンタゴニー 初出は1998年のボットコン限定トイ。 やはりオリジナルのビーストウォーズ版インフェルノのリカラーで発売されています。 冷酷無比なプレダコンの女性兵士ということで、とくに化学兵器に精通しているそうです。 え・・? 女性?ロボットモード 黒いボディに頭部だけが紫という、なんとも怪しい雰囲気。 KD インフェルノのリカラーで、本体に造形面での変更は一切ないんですが、案外女性に見えなくもないんだな。 不思議。 頭部デザインもまったく同じです。 赤い目もインフェルノと一緒。 ボディが黒いのでインフェルノより集光ギミックの効果を強く感じますね。 背面。 花びらのように展開するアリの腹部。 インフェルノだと毒々しく感じたデザインも、黒が基調だとなんとなく美しく感じます。 腹部パーツ内側はシルバーで塗装され、ダクト部分のみイエローで塗り分けられています。 正面がほぼ真っ黒だったので随分と派手な印象。付属武器他ヘルジェット お尻に装備する飛行用ブースター。 こちらはクリアパープル成型ですね。 本体部分はガンメタリックで塗装されていますが、ノズルに向かうにつれグラデーション状に塗装が薄くなっていて、ディティールに沿って明確に塗り分けられているわけではありません。 もちろん手持ち武器としても装備可能。 設定では強酸を発射できる武器を持っているそうですので、一応これがそうということになります。 TL同様、一つしか付属しないので飛行と射撃は選択式・・メタルス スカベンジャー ヘッドパーツ メタルス スカベンジャー(日本名メタルス インフェルノ)の頭部を再現したボーナスパーツが付属。通常頭部と挿げ替えることが可能です。 頭部接続はボールジョイントで、簡単に付け外しできます。 目はクリアレッド成型で集光ギミックあり。 顔面の塗装も綺麗ですね。 女性キャラということならこっちの顔のほうがいいかな? めっちゃ気ぃ強そうだけど・・(笑) もちろん、インフェルノに取り付けることも可能。 当然ですが、こちらのほうがメタルス インフェルノ感はありますね。 というか、海外だとスカベンジャーなのでインフェルノとは別人なのかな?ビーストモード 巨大な黒いアリに変身(トランスフォーム)。 黒いとまたアリ感増し増しですね。 もちろん、メタルス頭部を付けた状態でも変形できます。 目はクリアパープル。 大顎も艶のある紫色での成型です。 胸部と腹部には紫色の模様が。 模様の形状はインフェルノのオリジナルトイをデザインを踏襲したモノのようです。 しかし、絶対毒持ってるなこのアリ。 武器は胸部に取り付けられます。 まぁ、よくも悪くもインフェルノのリカラーですよ。 でも、新規造形頭部パーツが1個追加されてるのに、お値段は据え置きなんですよね。 塗装も含めると武器一つ追加よりもコストかかっててるような気がするんだけど・・比較画像 まずエアラザー。 オリジナルトイとロボットモードで。 オリジナルトイは現行のコアクラスなどに相当するベーシッククラスでしたが、当時主流だったリアクティベート(一発変形)タイプではなく、わりと凝ったものになっていました。 まぁ、アニメデザインの再現度はリメイク版とは較べるべくもありませんが・・ ビーストモードでも。 大まかな変形パターンは変わってないんですよね。 リメイク版は正統進化という感じです。 ただ、オリジナルは翼が展開するアタックモードギミックがありました.それってひょっとしてビースト覚醒のエアラザーのあれの元ネタ? カード比較。 出力されている内容は同じモノですが、今回のカードのほうがかなり明度が高いです。 続いてインフェルノ。 オリジナルトイとロボットモードで。 オリジナルトイも現行のボイジャークラス相当のメガクラスということで、本体のボリューム感はだいたい同じ。 プロポーションも大差ないですね。 頭部デザインくらいかな。オリジナルがリメイク版に一歩及ばないところは。 ビーストモードでも。 こちらの見ためはぜんぜんちがうものになっています。 変形パターンもまったく変わっていますね。 アニメのビーストモードはこの2つを足して2で割った感じが近いかも。 カード比較。 今回のカードの方が発色がいいかな。 アンタゴニーとロボットモードで。 赤と黒が対照的な2人。 アンタゴニーは脚部など、本体部分の細かいと層はなくなっていますね。 まぁ、アゲイン版と較べるのはちょっと違うかもしれないな。 ビーストモードでも。 ヒアリとクロオオアリかな? 体表の模様でも個性が出てますね。 今回の対決する2人、ロボットモードで。 この体格差よ・・ 実際、劇中でも小柄なエアラザーと大柄なインフェルノではこれくらいのサイズ感だったと思います。 あまりこの2人が絡無シーンの印象がないのでなんとも言えないんですが。 ガチでやったらエアラザーに勝ち目はなさそうです。 ビーストモードでも。 アリがでかいよ。 普通に鳥を補食しそうですよね。 インフェルノはこの形態では飛べないだろうことが救いか・・以下、画像 まずエアラザー。ロボットモードで。 足首接続がボールジョイントになっている以外は、ジャネラインの最新フォーマットに準じた構造。 前腕と脛がそれぞれ変形のために途中で動かすことができるので、それを活かすことでほかのキャラではあまりできないポージングも可能です。 スタンドを使って。 スタンド対応穴は腰裏にあります。 使用の際はビーストの尾羽パーツがやや邪魔になりますが、まぁ使いにくいというほどではないですね。 翼はロボットモードでも広く展開することが可能です。 ビーストモードでも。 翼と頭部、脚部がそれぞれ可動するので、ハヤブサらしいアグレッシブな飛行ポーズが再現できます。 なお、スタンド穴はロボットモード時と同じ位置のものを使用。 腰部が180度回転しているので、飛行姿勢だとちょうど下を向く格好になります。 獲物発見! 急降下! 続いてインフェルノ。ロボットモードで。 こちらも可動性は良好。 ヘルジェット常時装備状態だとお尻のせいで重心が不安定になりがちですが、足首の柔軟性が高く、接地面も広いので自立は安定します。 スタンドを使って。 インフェルトといえばヘルジェット使用による上空からの攻撃の印象が強いので、武器パーツ追加は嬉しいですね。 手持ち武器の形状の違いはこの際大目に見ましょう。 なお、スタンド対応穴は腰裏にあります。 お尻のプロペラをX字状に回しておくと干渉も気になりません。 ビーストモードでも。 肢の可動にクセがありますが、6本それぞれちゃんと根元から動かせるのはよいですね。 頭部も若干ですが上下にスイングできますし、触角や大顎の可動と、ほかの虫系ビースト戦士よりも表情付けが楽しいです。 威嚇する巨大アリ。イ「25年経って本当の女王に巡り逢えたでアリんす! これは忠義の対象が変わってしまっても仕方ない。 メガトロンも許してくれるでしょう。 我々の巣を守るのだ! KD版も並べたらよかった・・ 対決イメージで。 まずロボットモードでパッケージイラスト再現。 空中戦をこなせるデストロン3人のうち、たぶん一番脅威となるインフェルノの相手をサイバトロンで一番空中適正のアルエアラザーに任せたと思うと今回のカードも必然だったのかも・・ あ・・でも、やっぱ力負けしそうだなぁ。 インフェルノ、エアラザーの倍くらいあるように見えますしね。 ビーストモードでも。 こっちなら相手は空飛べないから、上空からチクチク攻撃してたら大丈夫だろ、とか思ったら・・ 油断大敵。もう閲覧注意になっちゃいましたね。 でかい虫ってそれだけで強そうだもんな。 まぁ、ハチはともかくとして、アリもクモもサソリも。 ついに集結したビーストウォーズ1期レギュラーメンバー。 まずサイバトロン コンボイ部隊。ロボットモードで。 ビーストモードでも。 まぁ、サイバトロンについてはキングダムの段階で全員揃ってたんですけどね。 あらためて、よりアニメイメージに近いプレミアムフィニッシュ仕様での勢揃は満足感が非常に高いです。 続いてデストロン メガトロン部隊。ロボットモードで。 ビーストモードでも。 こちらはキングダムでは5人、翌年のレガシーで2人遅れてきて7人揃ったのですが、それはあくまで海外での話。 日本ではテラザウラーが発売されず、7人の揃い踏みは今回のアゲイン版までお預け状態でした。 ゆえにサイバトロン勢よりも気持ちが昂ぶるのは仕方ないですよね。 全員集合! ロボットモードで。 ビーストモードでも。 壮観・・ ストップ ザ ウォー!! て、全然そんな気ないやろ!(笑) 以上、“BWVS 忠臣の対決” でした。 ビースト戦士初期レギュラーメンバーコンプリート。 いやぁ、感慨深いなぁ。 ビーストウォーズ放送当時は、フル3DCGで製作されたアニメももちろんですが、トイの進化にも驚かされたものです。 Vの放送終了後、しばらくトランスフォーマーから遠離っていたので、G2とかも知りませんでしたし、車や飛行機への変形ではなく生身の動物に変形することよりもロボットモードのフルポーザブル化でアクション性が格段に向上していたことに衝撃を受けました。 そんなビーストウォーズの放送から25年あまり・・最新フォーマットによるリメイクはとくにロボットモードのビジュアルが当時のアニメデザインにかなり近いものになり、可動性もさらに向上。サイズ感も統一と、25年来のファンからすると “ありがとう” という言葉しかありませんでした。 まぁ、個々の出来の差はあったのですが、おおむねみんなよくできていましたしね。 タカトミ、ハズブロ共にビーストウォーズを大事に思ってくれているのだろうと思えました。 ただテラザウラーの扱いだけはどうにも納得がいかなかった。 でもタカトミなら、いつかきっと発売してくれる・・そう信じて海外版には手を出さずに待っていたわけですが、まさかこんなかたちになろうとは(笑)。 ある意味、完全版商法ともとられかねないビーストウォーズアゲイン。よく思わない人もいるかと思います。 僕も、当初はテラザウラーを人質にとられたような感覚で予約していたところもあります。 そもそもテラザウラーだけが目当てなら、大絶叫の対決だけ買うという選択もできたわけですが、今となってはそうしなかった・・全部買い揃えてよかったと思っています。 もとより出来のよいものが多かったビースト戦士リメイクですが、重塗装化されることでさらにクオリティが上がり、レギュラー全14人が同一フォーマットで揃ったことも含め、ビースト戦士トイの決定版としてよいと思います。 もちろん、先にも言ったように個々の仕上がりの良し悪しだったり、重塗装具合にしてもモノによってけっこう差があったりもするのですが、そんなことはすぐ気にならなくります。 忠臣の対決じゃなくアゲイン全体の総括みたいになってますが、ともかくも14人全員集合した画の満足感が高過ぎる。 もうしばらくはこれほどの満足感は得られないかもしれないなぁ・・ といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。