歪みの少ない人と付き合う
こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
メンタルについて勉強していると、
人間のモノの見方の偏りについて、
理解が深まります。
すると、
人の話を聞いている時に、
「この人は今、
このタイプの歪みに陥っているな」
ということに、
よく気づくようになります。
自分のクライアントでないかぎり、
いちいち指摘はしませんが。
人は自分が持つ、
さまざまな認知の歪みによって、
怒ったり、悲しんだり、
ストレスを受けたりするのですが、
多くの人は、
自分のことを怒らせ、悲しませる、
キッカケになった対象のことを、
「悪い」と考えてしまい、
その怒りや悲しみが、
自分の歪みから生じていることに、
気づきません。
だから、
自分の歪みが矯正されることなく、
いつまでも同じようなことで、
感情を乱され続けます。
ただ感情が乱れるだけで、
平常に振る舞えるなら、
誰にも迷惑はかからないのですが、
不機嫌になったり、
人に注意や説教を始めたり、
相手と急に距離を置いたりし始めると、
周りの人に、
余計な気を遣わせたり、
余計な心配をかけたりして、
面倒くさい存在になります。
本人は、
「自分は普通でマトモで、
周りや社会のほうがおかしい」
と思っているから厄介です。
誰にでも、
思考や認識の歪みはあるものですが、
メンタルを健全に保つ上では、
このような歪みの、
少ない人と付き合うことが大切です。
歪みが多い人は、
ちょっとしたことで、
すぐに感情を乱し、
特に悪いわけでもない人を、
独自の見方で悪者にして、
不機嫌になったり、
注意をしてきたり、
非難してきたりします。
こういう人たちに、
囲まれていると、
自分の意志力が、
余計なことでどんどん奪われたり、
非難や否定をされまくって、
自己肯定感が下がったりします。
他人から怒られたり、
非難された時は、
すぐに、
「自分が悪い」とは思わず、
相手の思考に、
歪みがないかどうかを、
よく吟味しましょうね。
また、誰かの行為で、
自分の感情が乱された場合も、
すぐに相手を悪者にせず、
自分の歪みを、
よくチェックしてみましょう。
高野直人