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「古志」深川句会(3月)を終えて

2024.03.21 21:00

3月13日(水)は「古志」深川句会でした。


毎月第2水曜日に江東区森下文化センターで開催しています。


古志」の会員の方であれば、どなたでもご参加いただけます。

森下文化センターには「のらくろ館」が併設されてます。


第一句座、特選句からいくつか。


春炬燵窓開け放ち五七五   水津房子


前回、見学参加だった水津さん。


芭蕉記念館の入門講座「名残の会」を経て「古志」に入会されました。


この句は衒いのない素直な詠みぶりです。


あるがままの今の姿を詠んでおられます。


いつか来る卒業までの共白髪   水津房子


こちらは入選句。互選でも高得点を得ました。


句会において句歴、結社歴など関係ないことをあらためて教えられました。


春宵の二合半明日は子犬来る   臼杵政治


〈二合半〉は〈こなから〉と読みます。


少量のお酒のことをいいます。


子犬を迎え入れる前夜、飲み過ぎないよう気をつけながらも、


喜びを隠せずにいる様子が目に浮かびます。


かつをぶし仔猫の一生幸あれと   菅谷和子


こちらは子猫です。〈一生〉は〈ひとよ〉。


鰹節を一本添えて、仔猫を送り出すのだそうです。


続きはまた明日。


どうぞよき一日をお過ごしください。