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ちゃんと悩めることの素晴らしさ

2024.03.22 07:04

こんにちは。

高野直人(こうのなおと)です。


私は日々、

仕事で色んな人の悩みを、

聞いているのですが、


ちゃんと悩めるというのは、

素晴らしいことだな、

と思っています。


なぜなら、

悩んでいるということは、

問題や自分と向き合っている、

ということであり、


「このままではヤダ」

「なんとかしたい」


という気持ちを見捨てたり、

抑圧したりしていないからです。


ちゃんと悩めている時点で、

実は精神が健全なのです。



不健全な人というのは、

悩みがもたらす心の混乱や、

不安定に耐える力がないので、

問題を見ないフリをします。


「本当はこれをしたくない」

「本当はこのままでいたくない」


という気持ちがあったとしても、

他者の目を気にして抑圧してしまい、


「こうすべき」「こうあるべき」

といった理性に、

気持ちを無理やり従わせてしまいます。


それで表面上は、

不安や混乱もなく、

スッキリと生きているように、

思えるのかもしれませんが、


解消されない気持ちは、

そのまま残っているので、

やがては反発して、

理性に抵抗を始めます。


最初はブレーキをかけて、

やる気が起こらないようにし、


それでも無視し続けると、

今度は身体に出始めて、


疲れがとれないとか、

体調が悪くなるといった形で、

ストップをかけようとします。



できることなら、

そうなる前に、

自分の気持ちと向き合えると

良いのですが、


そうなってしまう人というのは、

自分ではそうと気づかずに、

本音を殺してしまっています。


だから、

「特にやりたいことがない」

なんてことを言ったりします。


自分を抑圧しすぎて、

自分の望みや感情を、

感じられなくなっているのです。



まずは、

自分の望みや感情を、

ちゃんと感じられるようになって、


「ちゃんと悩める」

「ちゃんと葛藤できる」


という状態になることが、

第一歩ですね。


もし悩みがあるなら、

スタートラインには立てているので、

安心してくださいね。


高野直人