酒田。
先日法要の為、山形県の酒田へ赴いた。
酒田は子どもの頃、毎年夏に遊びに行っていた“おばあちゃん家”のある町。
休暇でもなんでもない事情ではあるものの、久しぶりに小坂町から足を延ばす機会となった。
秋田県小坂町が鉱山で栄えた山間の町であるのに対し、
酒田は海辺の湊町。
久しぶりに海を感じられた!
海鮮も堪能できた。
酒田の町並みや雰囲気は、わたしが子どもの頃のそれとは変わったように感じた。
古びた建物の代わりに、背が高く大きくな、きれいな建物がそびえ立って、視界を塞ぐようになり
大手チェーン店の数々が道に並び、家のすぐそばまで迫っているほど。
やや残念な気持ちは、ある。
でも、悪いばかりでもない。
わりと最近建てられた図書館は、館内に入って驚き、本当におしゃれで。
蔦屋書店もびっくり?!というほどに、センスよく居心地の良い素敵な空間だった。
酒田は素敵な飲食店が多いのも、いいところ。
こちらは昔、老舗の料亭だった建物。
現在はパン屋さん&カフェ。
古民家を活かした和モダンな雰囲気。
道を歩いていたら、新しいカフェも発見。
美味しいコーヒーに落ち着く空間で、とってもよかった!
酒田ラーメンも有名だしね。
わたしにとっては、おばあちゃん家のある“酒田”こそが、“田舎”の象徴的なイメージだったのだけど
酒田の町並みの発展具合と、
なんにもない小坂町に慣れきってしまった、わたしの感覚器官が相まって
酒田があまりにも都会的に感じて、圧倒された。笑
小坂町は本当に、なにもない。
…うそついた。ドラッグストアもスーパーもコンビニも、ちゃんとあります。
そんなに人里離れた辺境の地ではない。笑
(うちからは全部、車じゃないと行けない距離ですが。笑)
ただ、それ以外は
…ほぼ、なにもないに等しい。
(なにもない3回言った)
でもそれが、ノイズレスな良さでもある。
“ある”ということは、それだけ意識が散ることでもあるから。
小坂町に戻ってきた時、ちょっとホッとした自分を感じた。
それだけわたしも、小坂町に住み慣れたんだなぁ。
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で、も。
小坂町にも、洒落たカフェくらいほしいぞ。笑
そんな話をすれば、周りからは「作ればいいじゃん」と言われる。
そうだね、作れたらいいな。
今関わっている農業会社の有機野菜で、メニューを作ったりして。
いつかできたらいいなぁ(^^)