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Waiiha Picturesque

春の雨 ちょっと寄り道

2024.03.21 08:03

3月20日(水)。そう、昨日のことです。

橋の下で、彼女と妹と待ち合わせをして、

川の向こうのお寺さんに行ってきました。


江北橋を歩いて、荒川放水路を渡っている。

「3人で、この橋を歩いて渡る」のは、

はじめてなのかと、不思議な気持ちになる。


こういう散歩のようなお墓参りも悪くない。

必ず雨が降ることは、分かっているのに

誰も傘を持っていないなんて、おかしいよね。


雨が降る前には、なんとかお寺に着きました。

お墓を洗って、お花を供えて、湯吞を洗って、

お線香に火を点けている時、石畳に、ぽつぽつと

天空から雨のしずくが、音もなく降ってきました。


本降りになる前に、境内の東屋に逃げ込みました。

雨に霞む春分の日の午後の景色を見つめている。

予報では、後数十分で、雨は通り過ぎるとのこと。


雨が止んだようなので、お寺を出ました。

雨上がりの帰り道。荒川の土手の階段をのぼっている。

緑の土手の上から、河川敷と川面を眺めていると、

対岸の向こうの方に、給水塔を見つけました。


午後を過ぎた空は、どんより雲と青空が広がっている。

「天使の梯子」だよと。妹がゆびをさして教えてくれた。

橋を渡れば、自分の陣地に戻れるような安心感からなのか

また、雨が降ることを分かっているのに、ちょっと遠回り。


気がつくと、知らない間に、こんなにも、たくさんの

桜の木が植樹されていた。まだ咲いていない桜の木が

帯のように並んでいる。その下を散策している。


桜を愛する方々の寄付金は、ありがたいものだ。

桜の木の下には、オーナーのプレートがあった。

名残り惜しいけれど。ここに、ずっと居たいけれど

空模様が、あやしくなってきたから帰りましょう。


在りし日の『荒川堤の五色桜』に思いを馳せて、

江北橋を歩いて渡る。風が強くなってきた橋の上。

次に来る時は、五色の雲がたなびくような桜並木を

眺めてみたいな。きっと、美しいんだろうなぁ。


桜が咲い頃に、また三人でこの橋を歩いて渡ろう