ZIPANG-8 TOKIO 2020【能登半島地震】人にも環境にも優しい取組❣ 使わなくなった羽毛布団を寄付して下さい。羽毛のリサイクルで能登の復興支援につなげます!
令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、
能登半島地震で被害を受けた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。(編集局)
和倉温泉総湯前の様子
捨てないで!
羽毛は100年使える大切な資源。全国から不要になった羽毛布団を募集!
七尾市の寝具店スリープインは、Green Down Projectを通して不要になった羽毛製品のリサイクルで得られる買取金額を義捐金として、能登半島地震で被害を受けた和倉温泉観光協会へ寄付します。
【貴重な天然資源】
水鳥1羽でのダウン摂取量は5~10g。一枚の羽毛布団を製造するのに水鳥約200羽分のダウンを使用しています。この羽毛回収及びリサイクルは、希少な天然資源の保護にも繋がります。
【羽毛は100年使える貴重な資源】
ダウンはしっかりとお手入れすれば長期間に渡り使い続けられる天然の資源です。
しかしながら今、食生活の変化や鳥インフルエンザなどの影響によりダウンの供給量は
減少かつ不安定になっています。Green Down Projectでは、その限りある資源であるダウンをリサイクルすることで、地球に優しい循環型社会の実現を目指しています。
【CO2削減】
羽毛はハードケラチンというタンパク質でできており、1.0kgの羽毛を燃やすと約1.8kgの二酸化炭素が発生します。
ゴミとして燃やさずにリサイクルすることで、それだけ長い間、炭素を羽毛の形のままで固定できるので、二酸化炭素の排出を抑制できます。
国内での新規羽毛布団の販売枚数毎年3,200,000枚。廃棄される羽毛ふとんは年々増加中
現在、羽毛製品は日本国内において非常に広く普及しました。しかしながら、どのような製品にも、耐久年数=寿命があり、永久に使い続けることは現実的ではありません。
一般的には羽毛布団の寿命は10~15年と言われており、寿命が尽きた羽毛布団の多くは粗大ゴミとして家庭から排出され、自治体によって回収され、廃棄物として処理されています。粗大ゴミとして回収された羽毛布団の多くが焼却処分されています。
下の画像は、七尾市内のゴミ焼却施設で撮影の廃棄される羽毛ふとんの様子。
人口減少により廃棄される羽毛ふとんは年々増加しているそうです。
私達羽毛布団を販売する方たちから見ると、まだまだ十分に使えそうな貴重なグレードの高いものも含まれており、焼却処分をしてしまうのはもったいないと感じておられます。
東京都23区内で回収され処理された粗大ゴミ「ふとん」の枚数は2012年度約79.9万枚だったのが、2022年度には97.7万枚まで増加しています。10年で約18万枚(約22%)の増加です。この全てが羽毛布団ではありませんが、羽毛ふとんの普及率を考えると相当数含まれていることが想像できます。
■寝具への意識の変化
今から数十年前の寝具業界では、嫁入り道具として来客用の綿布団や座布団を購入される方が一般的であった。「敷いて3年・着て5年」というキャッチフレーズで、打ち直しが一般的であった。
近年寝具の低価格化などの背景により、使い捨て寝具の需要が増加し、打ち直しが減少している。少子化や家の間取りの変化などから、処分の布団が増加している。
嫁入り道具として用意された綿布団が使用されず、処分に困ってご相談をうけるケースが寝具店で多くあります。高齢者(親)の布団の処分を子から依頼されることもあります。
ご相談をうける方においては、嫁入り道具として親から用意され上質なものと感じているので、単に焼却処分してしまうのは「もったいない」、誰かの為に有効活用してほしいとの消費者心理もあるようです。
■羽毛循環サイクル社会
引取りさせて頂いた羽毛布団は、当店が加入しているGreen Down Projectを通して回収・解体・洗浄され羽毛布団はもちろん、ダウンジャケットやシェラフなどの羽毛製品に生まれ変わります。(羽毛リサイクルにおける作業の一部を障がい者施設にて行っています。)
Green Down(リサイクルダウン)は、新毛と同じ手順で除塵・洗浄・乾燥・選別(吹上)を行い不純物を取り除きます。これらの工程を2回行うことで、一般的な新毛を上回るキレイなダウンが出来あがります。また新毛の基準値を上回る厳しい羽毛洗浄度検査を経ているので、安心してお使い頂けます。
2024年 元旦を襲った能登半島地震
主催者からのメッセージ
地震があった当日もコロナが明けた事もあり、震源地となった奥能登には年末年始家族や親族と年明けを過ごす為、帰省客が多く訪れていた。
当店の地元七尾市にも多くの帰省客が訪れ、例年に比べて、比較的天候も良く穏やかな日でしたが一変。道路は寸断し大渋滞、電柱は傾き、住居の倒壊。当店は辛うじて店舗の倒壊は免れましたが、お客様の中には自宅が倒壊し、住む場所を失い避難所で生活を余儀なくされている方も多くいらっしゃいました。
私達は、出来る限り被害の大きい奥能登のお客様を中心に連絡を取り、ご自宅の復旧のお手伝いや、地震発生直後から発生した断水の給水運搬支援などを行ってまいりました。
自然豊かな地元能登は、私達も大好きな場所であり微力ながら復興に向けてのお手伝いをしていきたいと考えています。
【不要になった羽毛布団のリサイクル+義捐金】
およそ5万5000棟の住宅で全壊・半壊となっており、今回の被害で発生する災害廃棄物240万トンの中には、羽毛布団も含まれものと考えられます。羽毛リサイクルを通じて復興に繋がれば、人にも環境にも優しい取組みなのではと思い、この事業をスタートさせました。全国のみなさまからのご支援をお願い致します。
私達の地元にある和倉温泉は、開湯1200年とされる歴史のある温泉で北陸随一の海の温泉とも云われております。今回の能登半島地震に際して、再生の際に得られる積立金を義捐金として和倉温泉観光協会へお送りさせて頂きます。『和倉温泉の復興なくして能登の復興はない』羽毛リサイクル+義捐金の取組みは、今後も継続的に続けていきます!
和倉港の様子
ご賛同頂ける方からのご支援をお待ちしております。
■引取り方法
・当店の店舗に直接お持ち込み
・宅配便などでお送り頂いても受付いたします。
(宅配便をご利用の際には、送料は各自ご負担ください。)
【送り先】
〒926-0855石川県七尾市小丸山台1丁目19番地
Sleepinn 店舗内 リサイクルダウン係
電話:0767-52-9550
mail nemuri0903@gmail.com
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
失われた街 復元模型
東日本大震災復興支援「失われた街」模型復元プロジェクト
東日本大震災では多くの街や集落が失われました。このプロジェクトは全国の建築学を学ぶ学生が協力して、被災前の街を縮尺1/500の模型で復元する取り組みです。
東日本大震災の被害を受けた各地でワークショップを行い、参加した住民のみなさんに、思い出の場所に「記憶の旗」を立ててもらうことで、「失われた街」は思い出がつまった「記憶の街」へと生まれ変わりました。この模型は2013年に制作された宮城県南三陸町・志津川の「記憶の街」です。
東海新報/報道 ~海に生きる~
新サンマ船 勇ましく、大船渡湾で鎌田水産所有の「第三 三笠丸」披露式典
大船渡市赤崎町の鎌田水産㈱(鎌田仁社長)の大型サンマ船「第三 三笠(みかさ)丸」(199㌧)が完成し、披露式典が10日、大船渡湾内などで行われた。東日本大震災後に建造された同社所有の大型サンマ船5隻とともに、湾内を航行。関係者は完成を喜ぶとともに、今季の豊漁を願う!
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 特別企画「震災と未来」展 -東日本大震災10年-日本科学未来館にて開催中!
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/15508256
福島大学 うつくしまふくしま未来支援センター 相双地域支援サテライト 編集局イメージ
福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト
被災12市町村を対象とした 支援活動を行っています。 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライトは、大学の現地拠点として、被災12市町村を対象とした支援活動を行っています。
3つの支援活動
地域復興支援