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ウクライナは本当に負けてる?ロシアが犯した「5つの失策」

2024.03.25 22:33

NEWS WEEK


【転載開始】


■ウクライナは本当に負けてる?

 ロシアが犯した「5つの失策」

 2024年3月25日

Newsweek Japan-YouTube


 <3年目に突入したウクライナ侵攻で、これま

でにロシアが犯してきた失敗について解説した

アニメーション動画の内容を一部紹介する>


 ロシアがウクライナ侵攻を開始して2年が経過

した。

ロシアは2月にアウディーイウカを掌握したが、

本当にウクライナは戦争に負けているのか?

ロシアの軍事アナリストでフレッチャー法律外交

大学院客員研究員パベル・ルジンは、

「最大の過ちは、この戦争を始めたことだ」と

本誌に語っている。


 この2年のうちにロシアが犯した5つの失策に

ついて紹介する。


1)「戦術的傲慢さ」が露呈したキーウ電撃

 作戦


 戦争初期、ロシアはキーウ郊外のホストメル

空港を占拠し、進攻の足がかりにしようとして

いたが、これが失敗。

 また、ベラルーシからキーウに向かっていた

輸送車の車列は65キロにも及び、ウクライナの

攻撃によって徐々に侵食された。

これがロシア軍のキーウ占拠を支えるはず

だったが、むしろ戦術的傲慢さの象徴となった。


キーウ電撃作戦の大失敗

2)黒海での想定外の損失


 ロシアが誇る黒海艦隊が海軍の存在しないウク

ライナ軍に苦しめられている事実は、世界を驚か

せている。


 2022年4月には、黒海艦隊の旗艦である

誘導ミサイル巡洋艦「モスクワ」がウクライナの

対艦ミサイルによって撃沈されるという衝撃的な

事件があり、第二次世界大戦以降の海戦で最も

大きな損失となった。


 侵攻以前には約80隻あったと考えられる

ロシア艦だが、ウクライナは少なくとも25隻を

撃沈し、15隻が損傷のため修理に回されたと主張

している。


黒海で味わった屈辱

3)敗北と撤退は「善意のしるし」とロシア政府


 領土が大きく変動した2022年の戦闘は、最前線

で停滞している現在の戦況とはまるで異なる。


 ロシアが4月にキーウを撤退した後、両陣営は

戦闘を再開。

ウクライナは東部ハルキウ地方と南部ヘルソン

地方で勝利を収めた。


 ロシア政府は、4月のキーウ、9月のハルキウ、

11月のヘルソンと、ロシア軍の敗北と撤退を

すべてロシア側の「善意のしるし」としている。


善意のしるし

4)プリゴジンの台頭を許したプーチン政権


 ウクライナ侵攻は、ロシア政府内のパワー

バランスをも動かし、権力を振るう新たな

ルートをプーチンの側近たちにもたらした。

最も衝撃的だったのが、エフゲニー・プリゴジ

ンの台頭だ。


 ケータリング業で財をなしたオリガルヒ

(新興財閥)の彼は、民間軍事会社ワグネルを

率いて22年から23年にかけて東部ドネツク州

での戦闘を主導。

ロシア国内で、現実主義者で民衆の味方という

イメージを作り上げることに成功した。


 昨年6月にロシア南西部の基地で起こした反乱

はモスクワ手前でストップし、その後、彼の

乗ったプライベートジェットは墜落した。

しかし、クーデターを許したことと、治安当局

が未然にそれを防げなかったことで、プーチン

の正統性は打撃を受けたと、海外では受け止め

られている。


「プーチンの料理人」

5)防空システムに「穴」


 開戦当初はやりたい放題だったロシアだが、

戦闘が続く中でウクライナは長距離攻撃能力の

向上に努めた。

その中で、ロシアの防空システムに「穴」が

あることも明らかになっていった。


 ウクライナはドローン開発プログラムに相当

のリソースを投入。

防空システムが機能しないことが多過ぎたため

に、ロシアのインターネットでは

「防空システムは何をしている?」と不安視す

るフレーズがはやり言葉になったほどだ。


 プーチンのスピーチライターを務めたことの

ある政治アナリストであるアバス・ガリャモフ

は、

「(プーチンの軍隊は)前進する方法が分かっ

ていないばかりか、防衛も同じくらい下手だ」

とテレグラムに投稿した。

【転載終了】

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 当初、ロシアはウクライナを舐めてかかって

いたのでしょう。

キーウ制圧に失敗したのがすべてなのでしょう

が、今になっては、安全保障加盟国の離反、

同盟国が機を見ての裏切り。


 後は、アメリカの大統領選挙次第ですかね。