走りながら考えています。
2018年に以前より不思議なご縁があった岸本さんに相談し、
「つれづれnishijin」企画を岸本さんと一緒に立てました。
まず、「職住一体のテナント群を作るのはどうか?」とのご提案を頂きました。
もともと祖父も店舗だけでなく、学生さんの下宿や借家業も行っており、
幼いながらもその姿をみていたので、「職住一体」と聞いて、イメージはしやすかったです。
また
「クリエイティブな業種の若い世代の方に借りて頂き、可能性にチャレンジして貰いたい」
「職住一体のテナント群として魅力あるエリアにして過疎化を減らしたい」という思いは当初からありました。
ですので、そのコンセプトにも沿った改修をしていきました。
岸本さんのプレゼンは、とても具体的で根拠があり、今まで祖父が築いてきたテナントさんにもご迷惑をおかけしない形で配慮頂き、私の頭の中でもイメージのしやすいものでした。
しかしながら今、そのコンセプト通りになっていることと、なっていないことがあります。それはコロナ禍や、計画区域外のテナントさんの退去などあって5年の間に微調整があり、
その度に悩んでは、変化出来たことは、良かったと思っています。
新しいテナントさんが入ってくださり、エリアの景色が変わり、
そのテナントさんへ来られる人の流れが新たに加わり、
その事によりイベントスペースを借りて下さる方やそのイベントスペースのお客様が
何を求めていらっしゃるか知れ、
それが今後このつれづれnishijinをどうしていきたいのかというビジョンの明確化に繋がっていったこと。
このことは5年前には分かりませんでした。
正直、つれづれnishijinのコンセプトと社会のニーズがどれほどマッチングしているか分からないまま不安の中を走るのがとても怖かったです。
しかしながら、少しづつ色んなことが見えてきた今、
具体的に見えてきたビジョンを実現するために
走りながらどうすればいいのか考えて行きたいと思っています。
2024.3.26