得意を伸ばしていく
こんにちは。
グランドマーリンの齋藤です。
さて、先日『障害者の雇用の実態等に関する調査研究』、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機障害者職業総合センター(2024年3月)という報告書が出ました。ほんの少しピックアップして紹介します。
報告書の中では、具体的な職務内容を分類・整理して障害のある方がどのような業務に就いているかを調査していますが、どのような産業でも、①データ入力、②書類の整理保管、③清掃、④事務、などが上位に入っています。事務系の業務は総務を含めて細かく分類されていますので、上位30のうち3分の1ほどは、何らかの事務系の仕事です。
また、障害種別にもよりますが、教育や研究、調理、システム等開発といった専門・技術的な業務も上位30に入っています。
パソコンなどを使った入力などの事務業務はニーズが高いことが改めてわかるとともに、ステレオタイプの障害イメージに関わらず個人の特性や得意なことに注目すれば、スキルアップによるさまざまな技術的な業務も可能性がたくさんあるということですね。
一方で、雇用する側が今後懸念していることとして、業務量の減少をあげています。IT化やグローバルな競争の中で、これまでの業務が減っていく流れにおいては、事務・総務的な切り出し業務を続けていくことができるかどうか不安視されています。
このような傾向はありますが、提言では先入観から一旦自由になることで、新たな可能性を探ることで職務設定、職務創出の助けになるとしています。
キャリア形成の幅としても、一定の時間をかけて徐々に職務の内容や責任の幅を広げていく積み上げモデルの他、特化モデルといって個々によって得意分野に着目し最大限能力を発揮できるようにするという方法に注目が集まっています。
今後ますます雇用の質が求められる中では、障害のある方本人にも得意なことを伸ばしてスキルアップしていくことが必要な要素となっていきそうですね。
ガルヒグループでは、
パソコン初心者の方からでも気軽に見学・体験を行っています。
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