小さな稽古人
本日は杖術会でした。
常連の方に加え、4歳と7歳の稽古人がお祖母様に連れられ見学、体験参加に来られました。なんでも、4歳のA君が私のYouTubeの杖術動画を観て関心をもち、何度も観て行きたいと言ってくれたのだそう。4歳の子に興味を持ってもらえるとは正直思っていなかったので、素直に嬉しかったです。
準備運動として、杖を滑らせる動きや脚の運び、膝の抜きなどを行い、そこから突きや打ちを丁寧に行なっていきました。突きや打ちの手の内や脚の運び方もなかなか難しく、巻いていく手の内や蹴らない脚運びを色々と工夫しながら稽古していました。
その後は半身の感覚を養う稽古や「巴」や「回し杖」と言った型の稽古も行なっていきました。稽古していく中で、脚の運びや足裏の感覚、半身の感覚をもっと丁寧に観ていってもいいなと思いました。
見学していたA君がやってみたいと言って、お兄ちゃんのR君と杖を持って突きの動きを少しやってみました。4歳や7歳の子にとって杖は重いと思います。実際にお兄ちゃんは重いと呟いていましたが、どう言ったものを使って稽古しているのかを感じてもらうには、直接手で触れ重さを感じてもらうのが一番です。感じてもらった上で、稽古用の自分に合ったサイズを作ってもらうのがいいと思います。
本人がどうしていきたいかという事がとても重要です。強制ではいいものは生まれてきません。やりたい時ややりたくない時もあると思います。私がそうでした。何かに属すると続けなければという意識が出てきて、いつのまにか無理していたという事もあると思います。時と場合によりますが、基本的には来たい時にいて頂きたいので、私の所では一回稽古制としています。
今日は、来てくださっている方々から動きを引き出された感じがあり、4歳と7歳の稽古人からも学ばせて頂くことがありました。
感謝です。本日もありがとうございました!
次回は12月1日(土)の開催を予定しています。杖の貸し出しも行なっておりますので、気になる方は是非お問い合わせください!
ちなみにYouTubeに乗せた杖術の動画はこちらからご覧頂けます。