仕事で病むのは価値観が不明確だから?
こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
世の中には、
仕事で体調を崩してしまう人が、
多くいます。
どうして、
自分を犠牲にしてまで、
仕事や会社のために、
尽くしてしまうのでしょうか?
その人が、
お人よしだからでしょうか?
あるいは、
断ることが苦手だからでしょうか?
人それぞれに、
様々な理由や事情が、
あるかとは思いますが、
根本的な、
考え方の問題として、
「人生で大事なことが、
明確になっていない」
という理由が挙げられます。
人間の脳には、
時間制限があるタスクを、
「重要だ」と考えてしまう癖がある、
と言われています。
これは、
「単純緊急性効果」
と呼ばれるのですが、
この癖によって、
私たちの意識は、
締め切りが短いタスクを、
「重要だ」と感じてしまい、
それに心が囚われがちになります。
仕事とは、
短い締め切りがある、
タスクの連続ですから、
それら全てを、
「優先すべき重要なことだ」
と思いすぎてしまって、
長期的に重要な、
健康とか、家庭とか、
個人的な事柄などは、
ついつい後回しにしてしまうのです。
ですが、
この「単純緊急性効果」の罠に、
ハマらない人たちもいます。
それは、
どういう人たちかと言うと、
人生において大事なことが、
明確な人たちです。
健康とか、家庭とか、
プライベートなど、
仕事以外の、
自分の人生にとって、
大事なことを、
「どの程度まで大事にするか?」
が明確になっていると、
仕事に振り回されにくくなるんですね。
もちろん、
職場によって、
色んな事情があるでしょうから、
全く振り回されないなんてことは、
ないのでしょうけど、
健康を犠牲にしてまで、
仕事を優先してしまうのは、
ちょっとバランスが悪いかな、
と思います。
そういう人は、
もうちょっと自分を大事にする、
生き方を考えてみても良いと思います。
特に自己肯定感の低い人は、
自分では意識していなくても、
周りから見ると、
自己犠牲をしすぎていたりします。
健康を害してまで、
働いてしまうのは、
さすがに自己犠牲が過ぎる、
と思います。
もしかしたら、
自分のことを抑圧しすぎて、
感覚や感情が鈍くなっているのかもしれません。
もっと自分のことを、
大事にしてあげてくださいね。
高野直人