英語が速く感じる理由:「ナイトリカバー」
おはようございます、Jayです。
日本語よりも英語の方が速く感じる事ありませんか?
例えば「マクドナルド」と“McDonald's”。
これは単語の母音の音の数が関係しています。(このブログでよく「音節の数」と表したりするもの)
日本語(ひらがな)は「ん」以外全てに母音が含まれているので必然的に単語の母音の数も多いです。
一方の英語はアルファベット26文字中“a, e, i, o, u”の5つだけ。(たまに“y”も入ったりする)
単語を「距離」で母音の音の数を「歩数」と考えてみてください。
同じ距離を進む場合は歩数が少ない(=歩幅が長い)方が速いですよね?
ですので母音の音がより少ない英語が速く感じるのです。
それを実際に山崎育三郎さんが出演されている「ナイトリカバー」のCMで実感していただきたく記事にしました。
商品名でもある「ナイト」と「リカバー」に注目して聞いてみてください。(ご覧いただかなくてもわかるように説明はするのでご安心ください)
まず「ナイト」と「リカバー」の母音の音の数はいくつでしょうか?
「ナ・イ・ト」と「リ・カ・バー」なのでどちらも3つですね。
しかし英語では“night”が1つで“recover”は3つとズレがあります。
つまり英語ネイティブが両単語を発音すると“night”の方が短いです。
途中に出て来る「今日の疲れに Say Good Night」の“night”はネイティブと同じように母音1つで発音されています。
映像をご覧いただける方はもう一度そこに注目して聴いてみてください。(“night”の方が「ナイト」よりも短く感じるはずです)
先ほど“日本語は「ん」以外全て母音が含まれているから単語の母音の音の数は多い”と書きましたが、実は日本語も表記では母音2つだけど発音では1つというのがけっこうあります。
例えば肯定や合意を意味する「はい」。
ちゃんと「は・い」と発音するというよりは「はぃ」という感じではないですか?
「ある・ない」の「ない」にも同じ事が言えて、これは“night”の「ナィ」と同じです。(あとは「〇〇です・〇〇します」の「です・ます」も同じ事が言える)
英語の母音は“a, e, i, o, u”(アルファベット順)ですが、何て読みますか?
「エィ、イ、アィ、オゥ、ユー」とも言えますし「ア、エ、イ、オ、ウ」とも読めますね。
英語の母音は基本的にこの2種類の発音が存在し、“night”の出だしは「n+i(ア)」=「ナィ」となるのです。
“night”は英語と日本語で母音の数にズレが生じていますが、“recover”もどちらも3つです。
ですのでネィティブがCMを耳にすると「ナ・イ・ト」はまず何かわからないと思いますが「リ・カー・バー」は通じる人も多いでしょう。
逆に“英語は苦手”という方でも“今の単語聞き取れた”という時ありませんか?
これはこの母音の数が日本語と同じか近いからだと思います。
英語圏に留学を控えられている方、この母音の音(音節)の数というのが英会話では非常に重要ですのでお勉強される時は注目してみてください。
ちなみにアメリカ英語やイギリス英語で違ったり、国内でも地域や人によって違う場合があるのでご注意を。
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Have a wonderful morning