4月にダブルで来る「年金減額」と「健康保険料アップ」が高齢者を直撃!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■4月にダブルで来る「年金減額」と
「健康保険料アップ」が高齢者を直撃!
公開日:2024/03/29
高齢者の生活は苦しくなるばかりだが、
限界がある・・・(C)日刊ゲンダイ
これでは高齢者の生活は苦しくなる
ばかりだ。
75歳以上の高齢者が支払う健康保険料が
4月から上がる。
対象は年金収入が年211万円を超える
約540万人。
75歳以上の約3割にあたる。
来年4月からは対象が広げられ、
年金収入153万円の高齢者の保険料もアップ
する。
試算によると、年金収入200万円超の人は、
年3900円負担が増えるという。
75歳以上の高齢者が加入する
「後期高齢者医療制度」は、現役世代の
保険料によって支えられている。
保険料をアップするのは、現役世代の負担を
軽くするためだ。
■「保険料」と「窓口負担」の二重の負担増
しかし、ここ数年、高齢者の負担は増える
一方だ。
すでに75歳以上の高齢者は、窓口負担も増や
されている。
原則1割、現役並みの所得がある人は3割
だったのに、2022年から一定以上の所得の
ある人は2割に引き上げられた。
さらに岸田政権は、少子化対策の財源確保の
ために、自己負担割合を現行の原則「1割」
から「2割」に引き上げる方針だ。
「保険料」と「窓口負担」の二重の負担増で
ある。
そのうえ、4月以降、年金の「実質支給額」
も減額されてしまう。
厚労省は、4月から厚生年金支給額を夫婦2人
の標準世帯で月額6001円、国民年金
(満額ケース)も1人月額1758円引き上げる。
額面上、支給額はアップされるが
「マクロ経済スライド」が適用されるため、
実質額は減ってしまうのだ。
「マクロ経済スライド」は、物価が上昇した
時は、年金の引き上げ幅を物価上昇率より
最大で0.9%低く抑える年金減額の仕組みだ。
物価が下落した時は発動されない。
2023年の物価上昇率は3.2%だった。
物価に合わせると、厚生年金は7183円アップ
しないと生活水準を維持できない。
6001円のアップでは、年間1万4184円も足り
なくなってしまう。
国民年金も年間4500円の実質減額となる。
経済ジャーナリストの荻原博子氏は
こう言う。
「高齢者の多くは、不安を強めているはずで
す。生活を切り詰め、消費も減らしています。
以前、話題になった2000万円問題も消えて
しまった。2000万円問題は、老後は、支出に
収入が追いつかなくなるから、生活を維持す
るためには2000万円の蓄えが必要というもの
でした。ところが、高齢者が生活費を切り詰め
始めたため、2000万円も必要なくなった。日
本の高齢者は、『現役世代に迷惑をかけるな』
『少子化対策に協力しろ』と迫られると、文句
を言いませんが、限界がありますよ」
自民党議員が裏金で潤い、高齢者が喘ぐ
構図である。
【転載終了】
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私も、2030年には後期高齢者の仲間入り
です。
私たちの年代はいいですが、若い世代は
大変なことになりますね。
年金は当てにできない、介護も施設に入れ
るかもわからない。
今の岸田政権を見ていると、今のうちに
決めれることは決めてしまえという感じで
すよね。
政治を変えないと若者世代は介護負担が
重くのしかかってくるでしょう。
若い時は実感できないでしょうが、介護
するようになれば時間に縛られ、歩行や
入浴時の介助、通院の付き添い。
施設入所費用もかなりの負担になります。
入所費用は親の貯蓄次第ですが。
兎に角、介護の負担軽減には施設利用が
必要です、介護経験者の実感からですが。