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ごとう接骨院公式HP

治療・施術において重要だと考えていること

2024.03.30 01:06

病気やケガを含むあらゆる不調に対して、世の中にはさまざまな治療法・施術法が存在しています。


特に接骨院や整体などで行われる『手技療法』という、薬や道具・機械を使わず手で行う施術に関しては実にさまざまな手法があり、玉石混交です。

(玉石混交:ぎょくせきこんこう 優れたもの・つまらないものが入り混じっていること)


それらの手法をどのように施術に活用するかは各施術者によって異なるため、同じ手法で施術をしても施術効果を感じる場合と感じない場合もあります。


そのため私は「あの施術方法はダメだ」なんてことは言いませんが、私が施術をする上で「柔道整復師の施術はこうあるべきだ」と考えているものがあります。

(柔道整復師:医療系国家資格でいわゆる接骨院・整骨院の先生)


それは「その症状・状態を引き起こす原因に対処する」というものです。


こう聞くと当たり前のように感じるかもしれませんが、世の中の施術は基本的には「対症療法」という「症状に対する施術」です。


例えば、筋肉が硬くなっているから揉んでほぐしたりストレッチをする、というのが最たる例ですが、こういった施術が接骨院や整体などでは多いのではないでしょうか。


もちろんそれが悪いわけではありませんし、それが必要なケースもあるでしょう。


しかし、その「筋肉が硬くなっている」状態を揉んだりストレッチで緩和したとしても「筋肉が硬くなるのはなぜか」という部分に関しては解決できません。


それが血流の問題なのか、神経の問題なのか、栄養の問題なのか、その原因は個々において異なりますが、「なぜ」の部分を解決できなければまた「筋肉が硬くなる」という症状・状態は再び起こります。


例えるなら、「この部屋雨漏りするからバケツ置くわ」というのが「筋肉が硬いから揉んだりストレッチをして緩める」というもので、「この部屋雨漏りするから屋根直すわ」というのが「なぜ」の解決です。


治療・施術をするときに「治す」ということを考えるなら、その原因となっているものに対して対処すべきです。


私の施術が全て「なぜ」に対して確実に対処できているかと言われれば、全てはできていないと思います。


そのため私はその症状・状態の「なぜ」が理解できるように努めていますし、そうあるべきだと考えています。


「なぜ」を理解しようとするからこそ、状態の説明や原因だと考えられるもの、それに対する対処法などを患者さんに説明ができますし、説明できるよう努めています。


ただこれはあくまでも私個人がこうありたいと考えているものであって、他の柔道整復師がどのような考えで施術を行なっているかは自由ですし、何より興味がありません。


その接骨院に通っている患者さんが納得・満足して施術を受けられているのであればどのような施術でも構わないと思います。