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美鳥’s Midorish

PP23 day07

2024.03.30 13:49

リックさんとマリアさんが登場の7日目。

マリアさんがボーダーにいろんな種類のフラグメンツを描かれました。

まずボーダーの中に線を引いて区切るところから。05のペンで。「左からいくつか描いて、次に右から描いて、真ん中でなんとなく合わせると良いです。きっちり同じ幅じゃなくても大丈夫。」

マリアさんの線は力が入ってるところ、抜いてるところの加減が絶妙。

昨年、心臓発作か何かで倒れられて、その際右腕の神経を痛めて描けない状態が続いてらしたのですが、今回ペンを握りしめて線を引かれてます。

それが早くて正確で、びっくりしました。あんな握り方であんなに早く描けるものなのか?試してみましたが、とっても難しいです。私がやると線が斜めに入って、、スピードも、ゆっくりじゃないと描けなかったです。

あそこまですっ、すっと線を引くには相当練習されたのじゃないかと思いますが、そんな話は最初全然出ないんです。当たり前のようにペンを握って、何事もなかったかのように「描いてるもの」についての話を楽しそうにされてます。

「筆圧が違ってるのが良いよね。生き生きした線になるね。」

「同じピースが貼り付けてあるんじゃなくて、スペインやポルトガルの美しいタイル貼りみたいに、、、いろんな種類のタイルが混ぜ貼りにしてあるの。とっても綺麗よね。」

「全部手作りのタイルでね。機械で作ったのじゃなくて。」


線を長く一本で引くのではなくて、一つ一つが四角いタイルになるような感じで書いていきます。中にオーラ、コファーと言って角に線を引きます。額縁のような効果が出ます。


この中に、一つ一つ模様を描いていかれます。01のペンに持ち替えて、

ここで粘着テープで手にペンを固定させて描かれました。

「手に力が入らないから、ペンが握れるように工夫しました。」

「できるやり方で、できる事をします。」

と。一つ一つの模様、とっても綺麗に描かれるんです!すごいです!


一つ一つの小さな模様はフラグメンツと呼ばれます。

固有の名前がない、小さな四角や三角に入れる模様です。Zentangle Primer vol1という本にたくさんの模様が載っています。


「もうちょっと何か、、、欲しいな〜っていう時はオーラを描きます。」

「クレセントムーンを繰り返して、、フラクタルに。」

「ポークリーフを四隅から、、ポークリーフはどんな隙間にもうまく描けます。」

「ホリバーの組み合わせ、これはメタパターンが楽しいです。」

「ナイツブリッジ、碁盤のようなきっちりしたグリッドでなく、カーブした線でも良いです。」

などなど、お話が続きます。

色々なタングルの部分(成分)を取り上げて、小さなデザインを作ってフラグメンツにします。

「複製する、繰り返すことで素敵なモザイクになります。かっこいい陶板の詰め合わせみたいになります。」

マリアさんの手から次々といろんな模様が生まれてきます。

「この見本通りに描いてください、という提案をしているのではなくて、これにインスピレーションをもらって、描いてくださいね。」

「それぞれの人のペンから流れ出るものを見せて欲しいです。それがみんなに『ワオ!こんなの見た事がない!』って言わせるんです。」

模様を作るときには。オーラと、黒の塗りつぶしを使うと良いです。


シェーディングは「まだ細い鉛筆を握るのは難しいから」モリーさんが入れてくれたそうです。ボーダーとしてシェーディングされていて、一つ一つの模様としてのシェーディングとは対照的なやり方です。

つまり、両端にシェードを入れて、中程に白いハイライト、という方法です。

同じ方法で書いても良いし、違う方法でシェードしても構いません。






小さな模様を描くのは本当に楽しくて、いろんな模様を描きました。

全体ができてきたら、またシェーディングとハイライトを足そうと思います。