大阪・関西万博会場でガス爆発事故・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■大阪・関西万博会場でガス爆発事故・・・
「メタンガス」の危険性は国会で指摘
されていた
公開日:2024/03/30
整備が進む大阪・関西万博会場
(C)日刊ゲンダイ
開催中に起きていたらと思うとゾッとする。
大阪・関西万博の会場の建設現場で起きた
ガス爆発のことだ。
3月28日午前11時頃、此花区の夢洲で作業員
が屋外イベント広場のトイレの溶接作業を
していたところ、付近にたまっていた
可燃性ガスに火花が引火したとみられると
いう。
この爆発でコンクリートの床が破損した
ものの、けが人はいなかった。
可燃性ガスは地下のメタンガスとみられる
が、この万博会場地下のメタンガスを
めぐっては、以前から問題視されていた。
2023年11月29日の参院予算委員会。
社民党の福島みずほ参議院議員(68)は、
万博会場となっている現場の土壌改良の
必要性についてこう質問。
「何で万博会場は土壌改良をやらないんで
すか。有害物質の上でやるんですか。今、
ここ、現場でメタンガスが出ていますよね。
どういう状況ですか」
■自見大臣は「万博の開催時に危険はない
と考えている」と答弁していた
これに対し、自見英子万博担当相は
「御質問いただきましたメタンガスは、
2014年に大阪市等が設置をいたしました
大阪広域環境施設組合が会場を含めた夢洲
の一部において発生を確認し、管理を行っ
てきたと聞いてございます」と発生を認めた
上で、
「大阪市が廃棄物の処理及び清掃に関する
法律に関連する省令に基づき配管施設を
設置し、また発生しているガスを大気放散
していると聞いてございまして、万博の
開催時に危険はないと考えているところで
ございます」などと答弁。
さらに「メタンガスに火が付いたら爆発
をします」と迫った福島氏に対し、
「大気拡散」などを理由に適切に管理され
ているとの認識を示していたわけだが、
福島氏の“予想”通りとなったわけだ。
大阪万博のテーマは「いのち」だが、
その「いのち」を守るための安全対策、
危機管理が現時点では乏しいと指摘せざる
を得ないだろう。
《入場者が喫煙所でタバコを吸ったら
ドカンとならないかコレ?》
《自見大臣、国会で危険はないと言って
いたけれど、爆発事故が起きたよ》
《土壌改良するにしても、またカネが
かかるんだろうな》
SNS上では不安視する声が目立つようだ。
【転載終了】
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野党が荒唐無稽な国会質問をしている
わけではなく、調査したうえでの国会
質問です。
2006年に福島原発の電源喪失の危険性
を指摘し、対策を要請した共産党の国会
質問に、当時の安倍首相は「問題ない」
と一笑に付した時と同じですね。
政権党は国民の安全など二の次なので
しょう。