儲けか 味か
最近ようやく分かってきたことがある
儲けるにはどうしたらいいか?
資本主義国の自営業者である以上、金儲けは罪ではなく至上の課題です
そこが無いと成り立たないわけで
コーヒー屋なので、コーヒー屋としての考えですが
他店舗展開している人気店に訪れる機会が結構あり、コーヒー飲みたいし、研究調査のためもあり、来店してはいろいろと勉強させて頂いてますが
そんな店舗全てに共通している事は
・商品を作るのに手間をかけてない
・味は平均値で良い
・価格は高い
・賞味期限は長い
【サーブの手間をかけず】【材料は安いもので】【賞味期限は長く】【価格は高く】
そうすれば儲かる
まぁ当たり前なんだけど笑
結局その当たり前のことができないのは
一つは『怖いから』
美味しくないとお客様は離れるという呪縛に囚われすぎていて、味を落とす事が怖くて良いものを使ってしまうし、手間をかけてしまう
賞味期限も短くして、いつも美味しい状態で提供したい
値段もできるだけ安くしたい
二つは『プライド』
自分のやり方に誇りがあり、それを崩す事は自分に負けた気がする
手を抜くということが許せない
三つは『なんとか食えている』
現状のやり方、値段でなんとかギリギリでもやっていけている
この先もなんとかなるんじゃないかという期待
さて、どうだろうか
『儲け』と『味』とは反比例の関係だと思う
おいおいそりゃ違うよって語る人は多いでしょうが、味を追求していくと儲けとはどんどん離れていくはず
その味に比例する価格を自由につけれるならば良いのでしょうが、今度はそれが売れるかどうかは別の話で・・・
『美味しいものが売れる』のではないって言われます
分かってはいるけど・・・
『チャイください』
ってオーダーで
モナンのチャイシロップをカップに入れて、エスプレッソマシンでミルクスチームして、
『はい』
って渡されて550円
そうじゃないと儲からないなら
儲からなくて良いって思う自分が居ます
コーヒー屋なのに最後がチャイの話って笑笑