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トヨタの森 公式ブログ

イベント報告:「桜の器作りと桜の燻製作り」

2024.04.02 01:15

1月27日に、桜の器作りと桜の燻製つくりのイベントを実施しました。

トヨタの森で倒れた桜を、そのまま腐らせるか?薪にして燃やすか?

どちらにしてもCO2は排出されます。

桜の木で何かを作れば、燃やさない限りCO2は排出されません。

桜の木で器を作ったり、桜の枝で楊枝を作ることで、

木が吸収したCO2を固定化することができ、

少しでも温暖化抑制に貢献できると思い、このイベントを企画しました。

端材も無駄にしないように燻材として、

桜の香り豊かな燻製を作り、美味しくいただくことにしました。

先ずは、湯飲み・バターナイフ・お皿などを作りました。

皆さんは一生懸命にナイフで削ったり、サンドペーパーで磨いたり、

鋸で形を切り出したりしているうちに、上着を脱ぐくらいに体が温まりました。

休憩を兼ねて、燻製作りの準備に取りかかります。

皆さんが持ち寄った材料を「これは熱を通さないとダメだよね?」

「これは煙だけで食べられるよね?」と温燻、熱燻に分けました。

温燻は燻製器の中に並べて

熱燻は石窯の中に入れて燻製を作りました。

昼食後も器作りを続けながら燻製の出来上がりを待ちました。

燻製が出来上がる頃に、桜の木で作った湯飲みにコーヒーを入れ、

木の手触りと温もりを感じながらコーヒーをいただきました。

お待ちかねの燻製は、削り出した桜の枝の楊枝を使って

美味しくいただきました。

皆さんが持ち寄って作った燻製は、今晩の酒の肴にお持ち帰りしてもらいました。

参加された方からは

「木の利用価値の勉強になった」

「木の温かみを感じることが出来た」

「器作り、燻製作り、ゆったりお茶タイムもあり楽しめました」

といった感想をいただきました。

木が吸収した二酸化炭素を固定化することは、環境にもやさしく心を豊かにしてくれます。

木の器を末永く、家で使ってお茶タイムを楽しんでいただきたいです。

(文・ひげ3 写真・まっつん)