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あにまるすまいる結

愛犬・愛猫と絆が深まるといいこと・その1

2018.11.19 12:44

以前、ブログにも書きましたが…


昨年行った学会で、鍼灸治療を共に学んだ先生が発表をされていました。

鍼灸や漢方、薬膳、マッサージなど、飼い主さんができることをお伝えし、ガンの肺転移がありながらも元気に過ごしていること、飼い主さんができることをすることでペットのQOLも上がり絆も深まり、飼い主さんとペットの両方の幸せにつながる、という発表でした。


最後の質疑応答の時、会場からこんな質問がありました。


「飼い主さんとペットの絆が深まるとペットロスになるんじゃないですか?」


あなたはどう思いますか?


それゃあ、当たり前でしょう?と思いますか?




まず、ペットロスの定義からですね。


ペットロスとは…

・ペットとのお別れそのもの

・ペットとのお別れに伴う飼い主などの心身に生じる変化のこと


とあります。


つまり、

ペットを亡くした方は、ある意味みんなペットロスになるわけです。


という見方からすると、

先ほどの質問の答えは、

「はい、そうですね。」

となります。


ですが、

質問者さんの発言の意味は、おそらく深刻なペットロスになるのではないか?ということかと思われます。


その場合、答えは

「わかりません」


愛着があればあるほど、お別れがつらいと思いますが、心身に生じる変化は、その人が持っている生命観や死生観などに影響を受けるので、人それぞれだからです。


ただ、以前、ペットロスについてのアンケートを実施したときに、

・後悔の念が強いとひどいペットロスになりやすい

・飼い主さんができることを最後までやることで、達成感があり、ひどいペットロスにはなりにくい

ということを感じました。


ですので、

今回の症例の飼い主さんも、大丈夫なんじゃないかな?と個人的には思っています。


西洋医学ではもう、手の施しようがないわんちゃん、猫ちゃんにも、何かしらできるのがアニマルレイキであり、温灸や薬膳です。


うちの子の為にできることをやる


それが愛犬・愛猫との絆を深めることになり、お互いの幸せにつながると、私も考えています。

そしてそれが、実はひどいペットロスを防ぐことにも繋がるのではないか、と考えています。


愛犬・愛猫が辛いとき、苦しいときに、なにもできないというのは本当に辛いです。

なにもできないから病院で預かって下さい、というケースもありますし…


最後の最期は飼い主さんにそばいてほしい。

これが私の願いであり、

だからこそ、

飼い主さんができることをお伝えしていく原動力になっているのです。