中級リポート【11月定例 秋のライド!水の都西条・観光満喫ツアー】
リポート 大野
日時 : 11月18日(日)am7:00集合
ルート : 坊ちゃんスタジアム→石手→玉川ダム→今治市→西条→桜三里→川内で流れ解散
走行距離 : 約130km
走行時間 : 約9時間半(食事 休憩時間含む)
参加者 : 上田さん、ツヨシさん、やまちゃん、イズさん、Hyugaさん、たかし先生、あげちゃん、kbさん、アベちゃん、ひできさん、大野
今回の中級定例ライドの参加者は11人。
予想した人数より多かったので嬉しく感じました。
初冬の朝7時集合というハードル高い条件なのに、皆さん結構お好きなようです。
その11人の中で初めての参加という方が2人いました。
「アベちゃん」と「ひできさん」ですが、皆さん中級コースを選んだあたり、やはり経験者ということでした。
この徐々に自転車仲間が増えていくことも嬉しい限りです。
(kbさんは2回目の参加)
さて今回のコースは全行程 約130km。
山をいくつか越える高度上昇が1500mという、若干レベルが高いもの。
貧脚な私が先導を任されるのは気がひけるので、ここはHyugaさんに先導をやって貰うことにしました。
Hyugaさんはメンバーから、『Hyugaトレイン』という称号を授かった人。
つまり平地を走らせたら、大海を泳ぐマグロのように、長く力強い走りができる人なんです。
そんなHyugaさんを先頭にして、我々10人は石手方面にトレインを走らせました(やまちゃんは玉川ダム湖畔で合流) 。
まず石手に着いた私たちがすることは、コンビニでのエネルギー補給。
玉川ダムへと続く標高450mに立ちはだかる峠を越えるには至極当然なこと。
皆さんパンなどを頬張り、各々がそれぞれのペースで峠へと向かいました。
ところで登り坂は、どうしても脚力の差が如実に表れてきます。
だからそれぞれのペースで無理せず登るのがベスト。
そして「らくりん」として先に辿り着いた人はそこで後続を待つ、というのがルールとなっております。
まぁそんな感じで、皆さん太ももに力を込めて登っていたところ、石手川から数キロのところで、あげもとさんの後輪がパンク。
こういう軽いイレギュラーは、ライド日誌を書く身としたら、おいしいネタとなっているわけです。
しかしこれがこの日あった、らくりんライドの【パンクまつり】の序曲になるとは誰しも予想だにしませんでした。
このいきなりのパンクは普通誰しも焦りますが、あげちゃんは落ち着いていました。
私に「どうぞ先に行って貰ってかまいませんから」と言って独りでパンク修理をやってのけましたから。
私だったら得手な人に甘えてしまうので、このあたりは頼もしく感じました。
まぁそんなこんなで峠を越えた玉川ダム湖畔の休憩所で、私たちを待っていたのは上級の5人。
その5人は既に五明の山を越えてきたとか聞かされて、やはり上級は違うわ!と感心してしまいました。
ところが一人だけ今回上級デビューを果たしたシムさんだけは、なぜか苦笑いしてました。
「上級の怖さを垣間見せられました。大野さん!これ以降は中級で…」と冗談交じりで弱音を吐いていました。
さて上級と中級が合流して記念撮影をした後に向かった先は、お昼ご飯が待っている西条。
その西条に向かうルートはいくつかあるようで、ここはこの辺りを主戦場としているやまちゃんに道先案内人をしてもらうことに。
いつも優しく柔和な表情を見せるやまちゃんですが、選んだコースは優しくないコース。
下って登ってまた下るという。
下界に下りた私たちは、まだ10時半だというのに、アップダウンで既にお腹ぺこぺこ。
そこで繋ぎとしてコンビニで軽くブランチと相成りました。
さぁあとは西条へと向かう土手の直線コースの十数キロをぶっ飛ばすのみ。
中級班はHyugaさんが率いる列車と、私が率いる鈍行列車の2つのグループに分かれて西条へとひた走りました。
ところがHyuga列車は、飛ばしに飛ばしてどんどん背中が小さくなるばかり。
後からイズさんから聞いた話では、40キロを越えるスピードでHyugaさんは引っ張り倒すものだから、ついていくのが大変でしたとか。
一方で私が率いる列車は情けないかな30キロペース。
結局Hyuga列車とは、大差をつけられたかたちになって、私たちBグループは西条中心街に辿りつきました。
すると交差点で、黄色旗を振ってる変人を発見!
しかしよく見るとHyugaさんじゃありませんか(笑)
どうやら分岐点である交差点で私たちが道を間違えないよう配慮して頂いた模様。
通学路に設けてる旗がこんな風に役に立つとはと、たかし先生たちと笑ちゃいました。
上級班と一緒に食事をするのは大所帯になるので、上級班とは分かれて私たちは西条駅近くの『マハロ』というお店に行きました。
マハロというだけあって、店内はハワイアンムードたっぷりだったのですが、そこの「鉄板ナポリタン」が最高でした。
まず一番にソースが肝で、そのソースが付いた麺が鉄板で焼き焦がれてパリパリに。
そのパリパリと柔らかな麺が相まっての食感が絶妙。
初参加のアベちゃんは「今まで食べたナポリタンの中で一番美味しいかも」と舌鼓を打っていました。
なんですか?「ハワイアンなのに、イタリアンなんて!」と、野暮なツッコミを入れてくるのは。
長くこのお店に通った長友さんに怒られますから。
ところで西条といえば水の都。 地下からなんぼでも水が湧き出てくるらしく、ある地域では水道代が一切要らないらしいです。
その象徴である“うちぬき”の噴水をバックに私たちは記念撮影をしました。
(前列左から、かずのりさん、たかし先生、ひできさん、あげちゃん、上田さん、やまちゃん、kbさん。後列左からツヨシさん、イズさん、Hyugaさん)
このあと私たちは18km西にある最後のスポットの西山興隆寺に向かいました。
しかしまたこのお寺が山の中腹にあるおかげで激坂でした。
坂を苦手にしている私は、メンバーから遅れをとる一方でいっぱいいっぱい。
観光客の乗る車が渋滞して前をふさがれてるのを言いことに、自転車から下りて休憩したりしました。
そんな興隆寺の紅葉はまだ若干早かったですが、山深い森林の中に佇むお寺佇まいはステキでした。
あと面白いものを見つけたので、イズさんに天狗とのツーショットを撮ってもらいました。
さて興隆寺に寄った後は帰るのみなんですが、自転車を放置している場所に戻ると、おさむさんが我々を待っていました。
今日のおさむさんは初級コースを楽しんだ後、我々のいる興隆寺に来て、帰りは中級のメンバーと一緒に帰る予定にしていたとか。
そしてびっくりなのが、乗ってきたのはタイヤが極端に小さなミニベロ。
私はミニベロは近くのスーパーにお味噌を買いに行くのなら構わないけど、あの桜三里をこえるのは無理だと思いました。
逆に言えばおさむさんの脚はポテンシャルが高いということになるわけです。
ここで今治市在住のやまちゃんが抜けたあと、おさむさんが加入したカタチでいざ桜三里へと向かいました。
また峠はそれぞれのペースで登ったわけですが、私の場合グリコーゲンが枯渇し、太ももに溜まった乳酸が行き場を失った状態。
だからだらだらと長い登り坂は修行でした。
やっとこさ峠のトンネル手前で待ってくれていた上田さん達の顔をみると、ふぁ〜とした幸せな気持ちなりました。
さぁ、あとはトンネルを抜けて待ってくれていたメンバーと合流して、坊ちゃんスタジアムへと向かうのみ。
ところがにわかにパラパラと雨が降り出したのです。
そういう事で川内インター付近で、流れ解散ということにして、三々五々それぞれ自宅へ皆さん帰っていきました。
P.S. 今回のライドも私は半パンでした。
別に桂さんと張り合っているわけでも、長いのを持ってない訳でもありません。
ただ最初の峠の気温は6℃だったらしくかなり寒かった。
だから来月のライドは素直に長いのをはいて参加します(笑)
(大野)