イベントレポート 2024/3/9(土)開催!楽しく安全に雪山登山を楽しむ雪山チャレンジ教室 伯耆大山
こんにちは、アウトドアーズ・コンパスの高津です。
3月9日(土)に開催された 楽しく安全に雪山登山を楽しむ雪山チャレンジ教室 今回は鳥取県 伯耆大山(ほうきだいせん・1,729m)のイベントレポートです。
今回のお客様は7名、ガイドは智さんこと松本智広氏です。
夏山登山道登山口より小雪の舞う中出発します。
登り始めのなだらな登山道では、雪風、低温から体を守る衣服調整の仕方や、樹木についてのレクチャーを受けながら進みます。
どんどん斜度が上がってきますが、皆さんペースを落とすことなくガシガシと登っていきます。
さすがにキックステップではきつくなった所でアイゼンを付けます。
6合目の避難小屋。
小屋を過ぎてからはほとんど景色が変わりません。何処を撮っても白い。
9合目で強風雪の為下山してきたパーティ何組かとすれ違います。
頂上はホワイトアウトでした。
起伏もなく広い地形も災いして小屋へと進む方向が分かりづらかったのですが、何とか山頂小屋にたどり着きました。
小屋の中は真っ暗なのでヘッドライトを取り出し、昼食をささっと済ませます。
下山開始。
風が強く湿った雪が顔に吹きつけ、まつ毛に霧氷らしきものができていました。
ここから先は低温のせいかスマホの調子が悪く、あまり写真も撮れず、撮っても白いだけ・・・。
ホワイトアウトは白い闇とも言われるそうです。
天気は悪いはずなのに妙に明るく、方向、平行感覚が分かりません。
出発して程なく、次のスノーポールが見えなくなったところでコンパスをガイドの片手にガイドの智さんが、西に10m、後退、南に10m、後退、という感じでルートを探していきます。
ちょうど居合わせた兵庫県姫路市から来られたの方々とも一緒に探っていきました。
登山道が見つかると下りはサクサクと。
6合目で集合写真を撮ることができました。
写真を撮って頂いた姫路の方ありがとうございました。
強風と寒さとホワイトアウトから解放されて皆さんホッとした感じですね。
厳しい条件の登山ではギアやウェアの重要性をことさら感じて頂けたのではないでしょうか。
麓から見た伯耆大山は上部だけ雲に覆われていました。
あの中に突っ込んでいたんですね。
今回はホワイトアウトを経験できた貴重な雪山チャレンジ教室でした。