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勝手に比較!住宅の設備・建材まとめてみました!~人工木ウッドデッキ編

2024.04.25 03:00

耐久性が高く、手入れも楽々

物干しスペースや子どもの遊び場など、さまざまな用途があるウッドデッキ。天然木のような快適性を持ち、耐久性の高い人工木ウッドデッキがおすすめだ。



施工性がよく、メンテナンスが楽
天然木の質感に近づいた人工木が増えている

ウッドデッキの素材は、天然木と人工木の2種類がある。

人工木とは、ポリエチレンなどの樹脂を主原料とし、木粉などを混ぜて成型しつくられた建材。天然木と違い、湿気に左右されることがなく、反りやひび割れ、ささくれなどが発生しない。腐食や色落ちの心配もなく、耐久性が高い。そのため、塗装が不要で、汚れても、水を流して掃除できるなど、メンテナンスが楽で取り扱いやすいのが特徴だ。

シロアリなどの害虫被害も受けにくいため、薬剤の塗布は不要。子どもやペットを遊ばせても安心だ。

最近では、技術の向上により、リアルな木目を再現した人工木が増え、天然木の風合いに近づいている。

また、デッキ表面の温度上昇を抑えるものや、滑りにくくするために雨水が表面に残らないよう工夫を施したものなど、改良も進んでいる。リサイクル素材を用いた環境に配慮した製品もある。

人工木は工業製品のため、天然木に比べて供給が安定しているのもメリット。幕板や束柱などの部材も同じシリーズで揃うため、施工性も高い。フェンスや手すりなどのオプションも充実している。

なお、日除けや目隠しフェンスがあるとより快適に使える。設置場所に合った、プラスαの提案をすることで満足度アップにつながる。



人工木ウッドデッキの選び方ポイント

サイズで選ぶ

色、風合い

機能性

オプション




【豆知識】天然木vs人工木ウッドデッキを比べてみよう

天然木の魅力は、温もりのある風合いだ。ただし、塗装などメンテナンスが欠かせない。ハードウッドは、耐久性はあるが、価格が高い。一方、ソフトウッドは安価だが、傷みやすいため、ウッドデッキとしての使用はあまりおすすめできない。人工木は、風合いにこだわった製品も数多く登場している。風合いがよいものは価格が高くなる傾向にあるが、人工木はメンテナンスフリーなので、トータルコストは抑えられる。

※熱くなりにくいデッキ、水はけがよいデッキなどが登場している



【知っておこう!】基本的な人工木ウッドデッキの構造

人工木ウッドデッキは工業製品のため、天然木と違い、品質が安定している。また、周辺部材が揃っているのでプランを立てやすく、施工もしやすい。

束柱や大引きはアルミ製のものが多く、害虫被害やさびの発生なども防げる。



人工木ウッドデッキのいろいろ

《熱を感じにくい》

人工木ならではのメンテナンス性はそのままで、天然木のような快適さ

▲デッキDC(LIXIL)


《天然木の風合いを再現》

天然木のように美しく、自然な風合いにこだわった人工木デッキ

▲樹ら楽ステージ 木彫(LIXIL)


《手頃で取り入れやすい》

ベーシックな3色でコーディネートしやすい。比較的、価格も安価

▲レストステージ(LIXIL)


《大理石調の幅広デッキ》

グレー、ブラック、ホワイト、テラコッタの4色のマーブル模様

▲ラステラ(三協アルミ)


《浮造り風の表面形状》

凹凸のある木肌の自然な風合いや色ムラが魅力。すべりにくい

▲ヴィラウッド プレミアム(三協アルミ)


《繊細な木目と温かな質感》

表面に凹凸柄を付加し、サンディングを加えたこだわりの表面加工

▲リウッドデッキ 200 EG(YKK AP)


《夏でも熱くなりにくい》

熱伝導率が低いウレタン樹脂を使用。表面温度が上がりにくい

▲彩木ガーデンデッキ(MINO)


《一枚一枚、異なる色合いを持つ》

表面の凹凸加工で自然な質感とぬくもりを再現

▲エバーエコウッド リアル(タカショー)


《施工性と耐久性に優れたデッキ》

ティンバーカラー5色とノーマルカラー3色から選べる

▲ファンデッキHG(四国化成)



【知っトク】オプション部材で敷地にフィット

人工木ウッドデッキは、周辺アイテムが充実している。デッキの下に排水枡やメーターの点検口がある場合や、デッキ部分に植栽があっても対応できる部材が揃う製品も多い。同じ製品シリーズで手すりやフェンスとの組み合わせ可能なものも。敷地や用途に合わせたプランをつくりやすい。

▲点検口

▲開口部用

▲床下メッシュ囲い

※デッキによって、対応できるオプションは異なります

写真提供/ LIXIL



リフォマガ2024年1月号掲載