春雨と植木屋
この春は例年よりも雨の多い印象ですが、植物を育む恵みの雨でもあります。
今年はここ数年の記憶にないほど桜(ソメイヨシノ)の開花が遅れましたが、入学式を迎えた新入生達には満開の桜が記憶に残るのかも知れません。
さて、こちらは昨年からお世話になっているお庭です。
ご家族の世代交代に伴ってお庭に携わる植木屋(庭師)も見直し検討されたそうです。
植木屋選びの中で日頃の作業内容などを記しているこのHPをご覧になったそうで庭竹にお声が掛かりました。ありがたいことです。
昨年の作業時(手入れ)にはお庭の調和を乱している各植木のサイズ感の見直しや、不必要な植木の伐採なども並行して行いました。
その際にお庭の季節感や美観の向上、目隠しの植栽などを提案させて頂きました。
なるべく予算を掛けずに済むよう、あまり大きくない植物を植えて数年後に理想に叶うように考えてあります。
アジサイやクチナシは初夏を飾る花々ですし、ブルーベリーはお花も紅葉も収穫も楽しめる便利な樹種です。ナンテンは目隠しにはとても便利ですし、竹垣やウッドフェンスよりも遥かに安く済みます。植栽作業は雑草のケアも兼ねて3月下旬から4月上旬にと提案させていただきました。春の雨、梅雨の雨と季節の雨が新植の植木を育んでくれます。
こちらは定期的に植栽管理をしている法人様です。桜の季節には通りがかりの人々がスマートフォンで写真を撮っておられます。桜と紅葉は日本の季節を代表する植物ですから皆さん写真に納めたくなるのでしょう。満開の桜に目を奪われがちですが、この時期は紅葉の新芽の美しさも格別です。
こちらも御家族の世代交代に伴い植木屋(庭師)も見直しされるとのことで庭竹にお声が掛かりました。いつも思うのですが植木屋を見直し等でお探しになる際に庭竹が候補に挙がることが嬉しく、またありがたいのです。
さて、こちらのお庭は言うまでもなく良いお庭です。このお庭を当代のご希望に合わせて少しでも良くしてゆくことが庭竹の楽しみなのですが、同時にこれまでこのお庭に携わってきた植木屋(庭師)達と比べられるわけですから、心地よいプレッシャーも感じます。
以上、世田谷の植木屋『庭竹』でした。