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がんぐのマルミ

さくらの季節あの日の自分に言ってあげたい言葉

2024.04.06 05:58

四月になり近所のさくらもほぼほぼ満開でございます

さてこの季節によく目にするのは初心者マークです

その車から降りてくるのは、新しいスーツや新しい作業着を着た若いというよりまだ子供のような女の子や男の子たち


おそらくは新入社員でしょう


懐かしさと少しセンチな思い出がよみがえります。


誰にでも新人さんと呼ばれた時期があったとおもいます

私にもありました


高校を卒業後トステムというサッシの会社に就職をしました。アルミサッシを切ったり穴をあけたり、塗装をしたりして頑張りました。夜勤もありました。新社会人っぽく大きな声で挨拶もしました。楽しくはなっかったけれど、はじめての職場はじめての社会人、不安や緊張、いろんな思いを胸にかかえ頑張りました。


でもはりきりすぎたのか8ヵ月で退職することになりました。

理由ははりきりすぎて疲れたとしか言いようがありません


震える手で事務所のドアを開け、タカハシ課長に「もうやめます」と言いに行った時のみじめで情けない気持ちを今も思い出します。


同僚や先輩たちがとても優秀に思えました 自分以外のすべてがキラキラと輝いて見えました「自分は劣っている」そう思いました


でもそれは勘違いだったと今思います


あの日頑張ってた自分を抱き寄せてこう言ってあげたいです


「無理すなっ!」


「あせって仕事覚えよとしても長続きせーへん!」「むりにしゃべらんでもええ!」「無理に笑わんでもええ」「飲めもせんのにお酒飲まんでええ」「むりすな」

そー言ってあげたいです


そのあと木材の会社に就職しました。原木から木材を挽いたり切断したり、乾燥機で乾かしたり等級ごとに選別をしたり、そこは性にあっていたのか長く勤務することができました。

8年務めたころ役職をいただきました。部下も出来ました。打ち合わせの時など腕組みをしていきってえらそーに発言をしたりしました。

「自分はいっぱしの人間になったのだ」「自分はすぐれている」そう思いました。


でもそれは勘違いだったと今思います


「自分は人より劣っている」「自分は人より優れている」どちらもカンペキな勘違い。そんな気がします


40数年生きてわかりえたことなどほととんどありません

でもみじめな自分情けない自分、だっさい自分ひとりぼっちの自分それも自分

アリっちゃアリやなそー思えるようになったこと


その点においてわたしは成長したといえるそーおもいます