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Show No Mercy

2018.11.20 14:19


誰もが勇者になれる瞬間がある。

その物語は僕らをまぎれもなく勇者に

生まれ変わらせてくれる。

初めてコントローラーを握ったのは

幼稚園年長の頃。

本当にそんな頃の記憶あるの?

という疑問を抱く方もいるだろうが

鮮明に僕の脳裏にはアレフガルドの広大な地を

駆け巡るボク自身の姿を覚えている。

  

橋を塞ぐメイジキメラが倒せずに

泣き寝入りを繰り返していたっけ。

…残念なことに、『りゅうおう』を倒した記憶がない。父と一緒にやっていたということもあり

ボク自身が魔王にトドメを刺した覚えがないのだ。

まぁ、でも、きっと、父のボクが無事にハッピーエンドをあの世界にもたらしてくれたことであろう。

 そもそも僕が幼稚園生の頃の記憶なのだ。

本当にそんな頃の記憶あるの??と自分に問いかけたい。

月日は流れ、ランドセルを卒業したくて、背伸びをした。エナメルのカバンで通学していた頃だっただろうか?再び僕はあの世界に飛び込んだ。今度は1人で。

その物語はパパと2人で旅をするところから始まる。

広大な海を背に進む船。壮大で優雅なのにどこか切ないあの船上で流れていたBGMを僕はまだ忘れていない。

子供の頃聴いた音楽ってどこかで

ふと思い出して、その頃に巡り戻るときがある。

…って前にも似たような話をした気がするから割愛。

熱く燃えたぎるメラゾーマを憎んだ。

サンタローズの町、10年の歳月を恨んだ。

ボクに恋を教えてくれたビアンカに

シルクのヴェールを被せた。

世代を超えた熱い想いに幼心ながら涙した。

あの頃、本を読まなかった。

映画を見なかった、ドラマもみなかったし

音楽にもろくに触れなかった。

それでもコントローラーは握れた。

その世界は、もう一つの自分がいて

もう一つの人生があった。

たくさん学んだし、たくさん泣いた。

それでいいんだ。大人たちはなんていうかなぁ?

チープだって笑うかな?

でもね、これもひとつの人生経験だと思うんだ。

勉強や仕事だけじゃない、経験値。

経験値がなきゃレベルは上がらないから。

そしてスマートフォンを手に入れた僕は

今、新しい世界へと飛び込んだ。

あの頃みたいに時間はないし

ずうっと居れるわけじゃないけれど

たまにボタンひとつで飛び込んでいる。

さぁどんな物語になるのかなぁ?

ボクらの未来が楽しみだ。