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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島 mission14-④

2018.11.20 23:00

インターホンの画面に見慣れた顔が移った。




「先生…こんな夜中に、何の用ですか?」




「雅、暗証番号を変えたのか?どうしてそんなに避けるんだ?」




「先生…わかってないな」




「もう一度話し合おう、ここを開けなさい」




「嫌だ」




「雅‼」




「もう話すことなんてないよ。先生にとって僕はただのオモチャ…そこに愛なんてない」




「…どうすれば話を聞いてくれるんだ?」




「…先生はいつだって、僕を抱きながらアイツのことを心に描いてる」




「…僕が気づいてないとでも?」




「…雅」




「気づかないふりして大人しく抱かれてやってるのに…そんな僕の気持ちも、あなたは簡単に踏みにじった」




「…この間のことなら、この通りだ。謝るよ」




画面に頭を下げる恭介の姿が映る。




「この間のことだけじゃないよ。いつだってそう。アイツに何かあれば愛し合ってる最中にだって、僕を置き去りにしてすっ飛んでいった」




「……悪かった、土下座して欲しいなら今ここでそうしてもいい」




「お前が必要なんだ…」




「先生…なに?抱きたいの?」




「…ああ、頼むからここを開けてくれ」




「…仕方ないな、ロック解除するから、どーぞ」




「ありがとう」




雅はインターホンを切ると、チッと舌打ちをした。




「…ったく」




足早にデスクへ行き、PCを操作し電源を落とした。




「いずれにせよ現段階では僕の職場の上司だ」





「ヘタに拒否するのも…考えものだ」




「口を割らなければ…それでいい」




玄関のドアが開いて、白い影が滑るように部屋に入ってきた。




何も語らずに、雅の細いカラダを抱きしめた。




「せんせ…!?」




「雅…すまなかった」





雅の唇が開くより早く、恭介の薄く冷たい唇が覆い尽くした。





to be continued…