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マヤ

『W旦那+(プラス)』 はじめてのおつかい①三代目妄想劇場 特別編

2018.11.20 16:10

保育園入園日が間近に迫ったある日、臣と隆二が住むマンションに、某TV局の関係者が訪ねてきた。




P「実は先日視聴者千人に、芸能人二世の子供さんで、どなたのおつかいシーンが見たいですか?っていうアンケートをとったのですが」




臣「まさか、うちの隆臣が…」




D「はい‼大差をつけて堂々の1位という結果で、早速出演交渉に参りました」




プロデューサーとディレクター、ADが並んで座る向かいのソファーに、臣と隆二が並んで腰掛け、顔を見合わせている。




隆二「隆臣はまだ2歳11ヶ月ですよ」




P「今までの最年少は1歳11ヶ月です」




隆二「凄っ…考えられないな」




D「撮影当日は20人のカメラマンやスタッフでガードしますし、お宅からもモニターで隆臣くんの様子はリアルタイムでご覧いただけます」




P「もちろん途中でリタイアもOKです」




臣「それじゃ番組が成立しないのでは?」




P「いえ、隆臣くんの年齢も考慮して、それでもお二人の元からお使いに出るシーンだけでもみたいという要望が殺到してまして」




D「もちろん、ご自宅マンションの映像にはモザイクをかけます」




P「ただひとつ、隆臣くんの顔出しはご了承いただきたく…」




隆二「顔出しなら、すでにインスタで成長記録をPOSTしてるので、問題はありませんが…」




無事に解決したとはいえ、連れ去り事件があって数週間が過ぎたところだ。




臣も隆二も、どうしたものか考えあぐねている。




ディレクターは二人の顔色を見てから、辺りをキョロキョロと見渡した。




「…あの、今日は隆臣くんは?」




臣「ああ、今日はメンバーと買い物に出てます。もうすぐ帰ってくるかと」




D「そうですか」




ディレクターが話してすぐに、玄関の開く音がして、たたたたたと廊下を走ってきたかと思うと、リビングのドアからゆっくり顔を出す者がいた。




「ただいまぁ♪お客しゃーんだれでしゅかぁ?」




つづく




W旦ファミリーの特別編です。




週1~2ペースの更新になります。




いつもご愛読ありがとうございます。



※ストーリーでの略称


P=プロデューサー


D=ディレクター


AD=アシスタント・ディレクター