アニメ金カム18,19話感想。
※ネタバレ、うろ覚え、絵はイメージです。よろしゅう。
17話杉元、18話谷垣、19話尾形、過去話3部作。なんでまとめてしまったんだろうと不思議ですが。杉元編に至っては杉元の実家の悲しい話、梅ちゃんエピソードが無さ過ぎて主人公なのになあ…と。最後らへんでやってくれるのかな。
尾形が、杉元が惚れた女って未亡人だろ?の話をアシリパちゃんの前でしたシーンをカットするしなあ。許さんぞ。あのシーンは尾形のいやらしさと、だからお前嫌われるんやぞ、そういうとこやぞっていう…嫌な性格を表すとこなのにね。(私の勝手な想像ですが)
それを聞いてアシリパさんが鶴の舞をするのに。アニメは徹底的に子供(アシリパ)が大人(杉元)に恋する模様をカットするみたい。たぶん。戦友というか同志みたいに描きたいのかなあアニメは。まあいいけど。
監督さんのTwitterで19話を見た後に17,18話を見返してほしい、何か見えてくる、とかつぶやいてますが…何でしょうか。見えた人、教えてください、こそっと。自作の尾形のイラストプレゼントします、冗談です。
さて、子供にヒモじゃんて言われてしまった谷垣さんの18話ですが…
割と忠実にアニメはやってたんじゃないでしょうか。(ストーリーは割愛、単行本参照…)
ただ気になったのは谷垣の語りが結構…熱入った感じだったので…私的にはもうちょい淡々と語ってくれたほうがリアルかなーって…すみません。こういう惨劇の経験をした後ってぼそぼそって喋るんじゃないかなって思うんです。谷垣は真面目なひとなので。
熱く感情で語る谷垣と19話の正反対の尾形の静かな語り。対(つい)になっているんでしょうかね。
杉元、尾形もそれぞれ壮絶な過去ですが私は谷垣の過去話はとても戦争を具体的に描写しているし屈指のお話ではないかと思います。そばで聞いている鶴見中尉の態度も慰めるわけでもない励ますわけでもない絶妙な聞き上手だなあと。お前が必要だ、カネ餅を作ってくれるかとか…映画的なセリフだなって。
回想シーンに色々な戦友たちが出てましたね。尾形がそいつはもうだめだ的なことを言って走り去っていくシーン…いいね…。
谷垣がやっと見つけた重体の友を殺そうと銃剣を持つシーン、何もなければあれは楽にしてやるからなっていうシーンに見えなくもないが…そうではなく恨みつらみからの殺人の剣…。でも最後は友は自然に亡くなり谷垣は殺してはいないと…。敵は殺しても友は殺してはいない…。
作画もきれいでした。2期になって1期よりも作画が原作に近いですね。1期はちょっと崩れが酷すぎた。良いところもあるけど。
そうそう、やはり姉畑回はカット。監督曰く、アニメ化のお話があったときに姉畑回はNGだと決まってたとか。理由は獣姦、動物虐殺。…変態要素極めつけがカット。…尾形が谷垣連れて脱走、なんてこった・・・・っていうシーンもカット。あれで尾形と谷垣がちょっとだけ仲良くなるのに。(それまで険悪)私の好きなシーンことごとくカット。
過去に描いた谷垣と尾形脱走シーンの妄想漫画描いてたので気になる方は見ていってね!
この二人の腐向け漫画とか描いてみようかなって思ったけどこれだけになっちゃった。あるよね、この二人も。え、ない?
次、19話。尾形の過去他。
しとん先生が丸々カットでキラウシニシパは出ないのか心配でしたが出てましたね!しかも声が白血球さんです!バイバイ菌だ!の。前野智昭さん。わーい。
ヒグマの儀式でおほほほーいっていうの…あんな声で出すのか。結構声震わして出すんだ。ゴールデンカムイの声優さん大変…ほんま大変。アイヌ難しい。薩摩弁難しい。
ここで尾形と谷垣の因縁のお話が。ここかいっ。
インカラマッちゃんの横顔きれいだなあ。
占いエピソードもカットならいつ谷垣を好きになるんだろうな。
久しぶりの大塚さん二瓶きた。ああ、いい話だ。息子さんと谷垣を重ねてるんだな。
キラウシまたね。前野さんまたね。
リュウがね、ほんとは姉畑回で出てくるんですがコタンで出ましたね。
リュウ!!!!
ガブリ!!!
いだだっだだだあ!
私の好きなシーン。日本犬っていうのは(リュウはアイヌ犬?)飼い主に忠実です。なので飼い主以外の人や自分のテリトリーに入ったものは咬みます。唸ります。めっちゃ怖いです。杉元は二瓶の敵だったので咬みましたね。へへ。その咬んだ犬に躊躇なくどついた杉元の描写を…先生、アニメ、よくぞ描いちゃったな!と感心しました。何とか団体がうるさいじゃないですか。動物を虐待とか言って。昨今。いやいやいや、咬んだらしつけないと。人を咬むことは許されないので駄目だということ覚えさせないといけないのです。ましてや杉元たちと共に行動するのならね。(しつけ方は色々あるけど)
このシーン、ほんと好きだなあ…犬好きなので。
さて、鯉登ちゃんと月島さんと鶴見劇場。
…そういうとこだぞ!
笑…もう面倒くさいことだらけの月島さん心中お察しいたす。
面白かった。ここも作画綺麗でしたね…鯉登ちゃんはあまり崩れないですね。
さあ、尾形の過去です。…谷垣みたいに時間丸々1話分ではないんですね。…そうなのか。
過去にこのシーンを少し描いた妄想漫画描いてたのでよろしければどうぞ。
津田さんの静かなもの哀しい語りが始まります…。抑揚があるのかなと思ったら無かった。
これでいい。この語り方こそ…だ。
淡々と捕縛した父親の前で語る尾形。(拘束具で縛ったのか、尾形一人で?…)
もしかして、これが初めての父との会話かな…;;
祖母から聞いた父と母の出会い、別れ、自分、義弟の存在…。
静かに息子の語りを血を流しながら聞かされる父。
↑前に描いた絵です。コイトちゃんはイメージとして描いてます。
お互い一人っ子で弟は特に寂しかったと。兄は寂しくはなかったのか。
↑過去の妄想漫画より。
尾形は泣いたことがあるのか。泣く描写は原作にもない。原作には書かれていないだけで泣いたことがあるのかもしれない。と、私は思ってる。思わせてくれ…
原作でこの尾形の過去を読んだとき、父親から「呪われろ」と言われるなんて決別以外に何があるというのだろうと思いました。息子への遺言ですよ。
この呪われろという言葉が引っかかって。どういう呪いなんだろうと。
だから漫画にしたんですけども。でもわからない。
母を父親をおびき寄せたいがために殺し、弟の勇作を失うことで父は自分を愛しくなるのかと思い…殺したが…結果、呪われろと言われただけ。しかし、「貴様の言う通り何かが欠けた人間…出来損ないの倅じゃ…」の「せがれ」。一応「息子」と認識してたんだな、親父。
もしかしたら父も少しは気にかけていたんじゃないだろうか。尾形のことを。今更あの母親と息子に近づけないと躊躇したんだろうかな。勇作を失ったことで。
…なんて想像ですがね。
いやしかし、実母、義弟、実父をこの手で殺してきたってことはサイコパスですね。
wikiによるとこう書かれています。
犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは以下のように定義している。
…(;´∀`)うわぁ。
無慈悲、冷酷、感情の欠如、結果至上主義などはそのまんま百之助ちゃんですね…。
尾形は父性愛を求めてる。すべては父親のためにしたこと。
悲しい。ほんと悲しい。でも、殺人は肯定できない。容認してはいけない。
母親までにとどめておけなかったのかなあ。その思いは。
うーん…。
こんな無慈悲なのに人気投票2位ですよ奥さん。奥さん!!いいんですか!セクシー上等兵だからいいんですかね。
アニメでは最後まで尾形の過去編をやってくれました。鶴見中尉に報告、よくやった、ナデェ…ふん…たらしめが。
絵が綺麗でした。特に勇作さんを睨みつけ薄目になるところ、鳥を狩って空を見つめるところ、亡くなった母を見つめるところ。
過去編はアニメ頑張ったなあ。物語の根幹だからかな。
ところで、稲妻夫婦の話、カットですね。
まあ、直接関係ない話だから仕方ないか。刺青囚人だけど。
でも、愛があった極悪人夫婦の子供と愛の無かった夫婦の子供の対比がなくなったなあ。
鶴見中尉の赤ちゃん抱っこも見れない。
最後のフチの子守歌をバックに杉元、アシリパ、白石、尾形が眠るシーン…見たかった。
特に尾形の安らかそうに眠る顔。寝るときはサイコパス顔じゃないんだね、子供のころのように眠るんだね。ばあちゃん子だから…。
…長くなった。
では今日はここまで。
閲覧ありがとうございます。
間違ってたら申し訳ないです。
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