林ゆいか個展「岸辺のまれびとたち」@西荻窪 Gallery蚕室
2024.04.12 01:14
林ゆいかさんの個展へ伺いました♪
「岸辺のまれびとたち」
林ゆいか
4/11(木)〜21(日)
13:00-19:00 最終日17:00
会期中休廊:15日(月)16日(火)17日(水)
Gallery蚕室
東京都杉並区西荻北4-35-5中村ビル
https://san-shitsu.com/archives/6237/
以下、蚕室HPより引用↓
青はあの世とこの世の境い目の色という一説を知った。
私は夕方の朱の色から徐々に青に変わっていく空の色が思い浮かんだ。
黄昏時、逢魔時などと名付けられた時間。
神でもそうでないものもやってくる他界と繋がる時間。
「まれびと」が現れてもおかしくない。
その空の色を見るたびに心がざわざわする。それはきっと古来から人々が感じてきたものと同じなのだ。
私達は脈々と受け継がれてきた中に生きている。そのことを感じるたび、時間の経過で変わる空の色も、風に揺れる草木も、獣達の足跡も、愛しく思う。
(作家/林ゆいか)
林さんの描く生き物には、可愛らしさと不気味さと自然への畏怖がそれぞれ共存していて、観る側の心理や健康状態によって変化するような印象があります
今回は「青」と「まれびと」が主題
青はこの岸と彼の岸の境目の色
境目からひょっこり現れた「まれびとたち」はどれも個性豊かな出立ちで、それぞれの物語を知りたくなるような興味をひかれるものばかり
林さんの多彩な青の広がりと白や赤などの差し色との対比が心地よい作品たち
青に包まれるような静謐な空気が、日常の疲れを吸い取ってくれるようです
大作の部分↑↓
どこを切り取っても絵として成立する密度
飽きさせない構成と色合い、質感
林さんの表現力が存分に発揮されています
遠くからも近くからもじっくり眺めて観てほしい作品たち
心がざわざわしている方、最近疲れ気味の方、この機会にゆっくり青に包まれる体験をぜひ✨
今月21日(日)17:00まで
於:西荻窪 Gallery蚕室