国内メーカーからMieleドラム式洗濯乾燥機に交換
東芝の縦型洗濯機から、ミーレドラム式洗濯乾燥機に交換した事例。
ミーレのランドリー機器は、防水パンを取り外して床に直接置くケースが大半ですが、今回は既存の防水パンの上に設置した事例となります。
ますは現地調査から。
CHECK 1 200V電源があるか
多くの国内メーカー機器と異なり、洗濯機を含むミーレ製品は200Vの電源で稼動します。そのため、洗濯機の設置場所付近に200Vコンセント(単相 200V 15A)が必要です。
こちらのお宅は既に200V機器をご使用で200V配線が届いていたため、設置時に既存の100Vコンセントを200Vコンセントに交換する工事を行うことになりました。200V配線が届いていないお宅の場合は、屋内配線工事等が必要になります。
Q.200Vだと電気代が高くなりませんか?
100Vと200Vは、どちらも家庭用の電源です。ふたつの違いはパワー。電圧が高い200Vは多くの電流を流せるので、電気容量の大きいヒーターを搭載できます。そのため、100V機器よりも短時間で作業することが可能になります。電気代は、消費電力量の大小で決まります。200V機器は100V機器よりも2倍のパワーを持つので、作業時間は半分。つまり、稼働時間は変わっても、使う電気の量は変わりません。
CHECK 2 給・排水設備の工事が必要か/使用している防水パンの種類は何か
給・排水の接続方法も国内メーカーと大きく異なるため、現状を見て工事が必要か判断します。
こちらの宅は、下見時に縦型洗濯機を写真のような「かさ上げ防水パン」の上に設置しており、洗濯機と防水パンの間に、排水溝の手入れができるほどの隙間(高さ)があることがわかりました。
さらに防水パンの周囲に、設置やメンテナンスの際に持ち上げ移動ができるスペースがあるかも確認。調査の結果、防水パンの上に設置する条件を満たしていたため、今回は工事不要、既存の防水パンを残して設置することになりました。
ランドリー機器設置方法追加
「排水管直結方式」に加え、「排水トラップ方式」を追加しました。これは、日本国内で流通している排水トラップのエルボに洗濯機の排水ホースを接続する方式です。
施工パターンとして、床排水トラップ・小型防水パン・防水パン上への設置の3通りが可能となりました。
交換工事スタート!
STEP 1 使用機器の取り外し
まずは使用していた洗濯機の取り外し作業を行います。
不要になった機器の回収と廃棄処理も対応。産業廃棄物として適切に処理します。(リサイクル処理費は有料となります)
STEP 2 ミーレドラム式洗濯機を搬入
搬入経路を傷つけないよう養生し、二人で丁寧に運び入れます。
STEP 3 防水パン上にミーレドラム式洗濯機を設置
STEP 4 200Vコンセントに交換
これまで使用していた100Vコンセントを200Vコンセントに交換する工事を行いました。
STEP 5 給・排水設備を接続
給水は洗濯機の上にあるワンタッチ水栓に接続。
排水口はかさ上げ防水パンの中央にあるため、排水ホースの長さなどを調節して接続しました。
洗濯機と防水パンの間には、排水口のお手入れができる十分な空間が空いています。
STEP 6 ミーレドラム式洗濯機設置完了
200V電源に繋ぎ、ミーレ洗濯機の設置が完了。
稼働確認のため試運転を行い、主要プログラムの説明や、日頃のお手入れ方法なども説明します。
イデアルリビングはMieleの正規代理店です。
Miele機器の販売、施工を行っております。
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