三代目❤夢小説 『NAOTO編35』
2018.11.23 01:00
直人はタクシーでまりあの住むマンションまでやって来た。
「すみません、ちょっと待っててもらえますか?」
「わかりました」
走って中に入り、エントランスでまりあの部屋のインターホンを押した。
応答はない。
何回か押し続けていると、管理人室から声がかかった。
「あの、何かお急ぎですか?」
「あ、怪しいものではありません。この部屋番号の住人の知り合いの者ですが…」
「あなた、確かジェイソール何とかの三代目さんの…」
「よくご存知で」
「この部屋の保育士さんなら、今朝早くに男性が迎えに来て出掛けましたよ」
「男性って、背の高い?」
「そうです。確か同じ保育園の先生でお付き合いされてるとか」
「そうでしたか、ありがとうございます」
直人が一礼して去ろうとすると管理人がまた声を掛けた。
「あの‼故郷に帰るので、しばらく留守にするっていってましたよ」
「…そうですか、ご丁寧にありがとうございました」
直人は急いで待たせてあったタクシーに乗り込み、再び保育園へ向かった。
園長に事情を話してまりあの実家の住所を教えてもらった。
「沖縄県の離島…」
明日からちょうど一週間の休暇に入る。
隆臣がまだ見つからないようなら、休暇を全て捜索にあてるつもりだったが、そちらは無事に解決した。
「まりあちゃんのことが心配だ」
「無事が確認できたらすぐに戻ってこよう」
iPhoneから沖縄行きの最終便を予約し、自宅へ戻り最小限の荷物をバッグに詰めて空港へ向かった。
躊躇なく直人を突き動かすものが何なのか?
自分でもわからないまま、沖縄へと飛び立った。
つづく