危険な針金
今日はね、車を整備する者として、消防団の一人として、冬の乾燥時期に火災予防と言う事でひとつお願いが!
って言うのは冗談で?
んん?冗談でもない?
まぁ、いいか!わけわからん前置きは
それはね、ウチに入庫する86でよく見られることなんですが、
これ?
分かります?
今、お預かりのお客様の車を例にとってしまい申し訳ないのですが・・・
デスビの熱対策に、バンテージを巻いている。
それはよろし!
4AGの場合、どうしてもエキマニの上側にデスビがあるので熱の影響を受けてデスビキャップが溶ける。
それを防ぐには良い方法かと思います。
でもね、固定方法に問題有りですね。
針金でバンテージを固定している。
これ、危険ですよ!
針金はご存知の通り、金属ですから、プラグコードが痛んでたりするとリークする可能性大!!
ましてや、86のデスビなんて、もう年代物ですからデスビ内部のシールがダメになってオイル漏れしてる物も結構あります。
デスビから漏れたオイルは、バンテージに吸収されて、リークした火花がオイルを吸ったバンテージに燃え移る・・・
結果・・・
わかりますよね?
そう、エンジンルームから炎上・火災発生です!
まぁたぁ~、オーバーじゃねぇ?
なんて思う方もいるかもしれませんが、実際にウチでお預かりした車であった話です。
針金にリークしてる所も見たことあるしね!
幸い、お預かりしたお客様の86は、デスビ周辺だけ燃えて収まりましたが、結局はハーネス類ダメ~の、デスビダメ~の、パワステホース類ダメ~の、ボンネット塗装ダメ~ので、修理にはかなりの費用が掛かりました。
なので、一番良い対策としては、やはり遮熱板でしょう!
今では、どこでも売ってますからね!
バンテージを巻くだけでも大丈夫ですが、固定にはインシュロック・タイラップで十分です。
ウチでも使ってますが、溶けたりした事はありません!
是非、皆さんの大切な86のエンジンルーム、チェックしてみてください!