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自由なカラー【36時間目】

2018.11.23 02:29

今日はカラー。

ブリーチとカラーの関係は昔に比べてすごい変わったんじゃないかなと思います。


少し前まではブリーチ=派手なカラー。今はブリーチ=自由なカラー

なのではないでしょうか。

僕自身、お客様へのカウンセリング時の提案など、そういった提案で進めている事が多いです。


派手なカラーも、オフィスに馴染むカラーも、ブリーチを使って

好きな色が出せる

ということだと思います。


OXも6%を使うこともあまりなくなり、4、5%がベースになってきました。


ブリーチなどのハイライト後、カラーをどうのせるかっていうのが重要かと思います。


特にブリーチ履歴などある方、そして殆どのお客様がカラーをされていますし、ダメージがある状態です。


ハイダメージは、カラーが沈む原因にもなり、色ムラの原因になります。


今回のカラーは、ブリーチ後、スロウカラーのバイオレットと、中野のキャラデコを使用しています。


キャラデコは茶色味がないので、発色が綺麗な反面、ブリーチ毛などに使うとある程度計算が必要なカラーで、ブラウン味は自分たちで足して使用していきます。


スロウは、もともとブラウン味がはいっているので、しっかり使えます。

しかもこのブラウンは、日本人の髪質に合わせて作っているので赤味のない、綺麗な色に仕上がります。


スロウカラーの中で特に、他のカラーと全然違う!と感じた色がバイオレット。

そしてホワイトとスモークです。


この3つは最強です。笑

好きなテイストによりますが、僕は好きです。


今回はスロウのバイオレットメインなのですが、トーンコントール的な部分でどうやったかを書いておきます。


3つのエリアで分け、塗布していくのですが、基本的には

オーバーラップ、残液と混ぜてオーバーラップ

をよくやります。

簡単なことばで表すと「ざっくり」。

自然なつながりで馴染んで欲しいことと。

何よりウチが

マンツーマンスタイル

だからってことです。笑


一人でいかに早く効率よく塗って仕上がりを綺麗にするか考えた結果こうなりました。


①に関しては、比較的新しいエリアなので、しっかり濃く色味が入って欲しいので

6v:7dl 2:1 OX4、5%

②の部分は一番紫外線などでダメージがあり、ベースの状態で明るくなっている部分でもあります。

ダメージがある場合、沈む場合と、色味が入らずすぐ抜ける場合があるかと思います。


色味が即抜けてしまう場合は同明度のブラウンを混ぜ、ブラウン比率を少しあげます。

そうすることによって、ダメージ部分が補われ、綺麗なムラのないカラーができます。


今回の場合②部分はダメージにより、色が入りやすい可能性の方が高いのと、毛先に向かって少しずつ色味が薄くなって欲しいので、カラーを薄くしていく。ということを選びました。


6v:7dlの根元に対して

8v:7dl 1:1とバイオレットの比率も下げます。

そしてベースにブラウン味がゼロの場合は10%くらいNを足して薄めるイメージでやります。


そして

③毛先は残液をクリア剤を入れて薄めるイメージで。

この時に毛先の部分はメインとなる色味(バイオレット)は濃くある必要はないので、トーンもあげ、クリア剤で色素少し薄くする。というイメージでやると沈まず、全体で見たときに綺麗に染まると思います。


カラーはほんと感覚的な部分もあるかもしれませんが、こんな感じで少しずつレシピなど書いていけたらいいなとおもいます。



是非試してみてください。