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FranzK

音響 上牧晏奈

2018.11.23 07:58


おぺさんへ



主宰さんから「ブログを書いていただけませんか」というお願いがありました。


書きますとも。私でよければ書きますとも。どんとこい!


「テーマは作演のおぺちゃんへの手紙です。」


なんですって。


手紙ってその人だけに読まれると思って、他の誰にも読まれないと思って、書くものじゃないですか。

そのお手紙をブログになんて、そんなの恥ずかしすぎます。


でもどうせ書くならうんと恥ずかしいやつを書いてやります。



先日、恋人のスマホが壊れました。


壊れてから30時間後に普段は使わないメールで「スマフォ完全にだめになった」と報告がありました。


発音が気になるのは置いておいて

あぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!


結構マメに連絡をくれる人からの既読が30時間もつかないんだぞ!どんなに心配したと思ってるんだぁぁあ!!!


どんなに心配したかというと

具合悪いのかなとか思ったり

事故とかあったりしてないかな、と大げさに心配したり

彼が使ってる電車のホームページで事故起こってないか見てみたりして

もう彼のお父さんにLINEしようと文字打つとこまでいきました。


なーーーにが「スマフォ」だ!!!!


そして5日経った今もまだ、彼のスマフォは直っていません。

d○c○m○(某携帯会社)に行き損ねているらしいです。

一日一通だけメールが届きます。

寂しいです。そわそわします。私ってこんな感じだったっけとも思っています。


LINEとかメールとかって大事なことじゃないっしょ!思いが大事っしょ!とか言える人間だと思ってました。


全然寂しい。

さびしいいいいいいいい!!!



・・・終了です!!!!


聞いて欲しかっただけなのです。寂しすぎて。

世間話のようなグチのようなのろけのようなものを送りつけてしまいました。

お恥ずかしい。



恥ずかしくないですか、手紙って。


でも他人の手紙を覗くのは案外楽しかったりします。

『FranzK』の面白さの一つはそこにあるんだろうなぁ。

カフカとミレナのお手紙を、覗き見。



おぺさんが書いて役者さんが形にした素敵な言葉の(体も)

邪魔をしないように、時に背中を押すように、音を流せたらなぁと思っています。

本番までよろしくお願いします。



音響 上牧晏奈(もちもち)








上牧さんへ



お手紙、ありがとうございます。



お手紙、恥ずかしいですよね!お手紙って、やっぱりとっても恥ずかしいものですよね!


とっても恥ずかしいことをさせてしまって、申し訳ないです、ほかのスタッフのみさまにも、申し訳ないです。


申し訳ないですけど、でも、やっぱり、ちょっと、ちょっとだけ、楽しくないですか?



楽しいのがわたしだけだったらほんとうに申し訳ないです。でも、手紙を書いてくれたということは、そういうことなのかな、と、手紙以上のことを受け取っております。中島です。



恋人さんのお話、ありがとうございます!


めーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーちゃくちゃわかります!(声に出して読むときは自分の肺活量の限界まで「め」を伸ばしてください。)


もうめちゃわかります。連絡が取れないだけで、めちゃくちゃ心配になりますよね。


それなのに、当の本人はぜんぜんけろっとしていたりして、ちょっと悲しくなったり、ちょっとムカついたり、でも、よかった、って、もやもやが晴れたのか晴れなかったのかよくわからない気持ちになります。


離れていても、顔を合わせなくても、言葉を交わさなくても、つながっていられる、このひとなら、このひととわたしなら、つながっていられるはず!と思ったひとなのに、ちょっと連絡が取れなくなったくらいで不安になって、わたしの場合は、わたしが弱いのからかな、わたしの器が小さいからかな、と思ってしまいます。


このひととわたしなら、の気持ちが、強ければ強いほど、わたしはわたしの弱いところばかりに目がいってしまいます。


いやですね。


恋人さんのスマフォ、早く直るといいですね。ささやかながら、お祈りしております。(でも、一日一通のメールもなんだかきゅんとします。いいですね。)



正直、この、公開手紙?手紙公開?、一定の需要はあると思います。


だって、みんな、ひとの恥ずかしいところを知りたがるから。自分の恥ずかしいところはなるべく隠していたいけれど。


そのなかで、ちょっと勇気を出して(むりやり勇気を出させていたらほんとうにすみません)、表現することを選んだわたしたちは、きっとちょっと強いです。



カフカは、自分の知らないところで、自分の手紙が、出版されて、上演されて、どんな気持ちなのでしょう。


もし、カフカが望んだことだとしても、望んだことではないとしても、どちらにせよ、誠心誠意、その言葉に向き合う勇気と責任がいるな、と日々痛感しています。



そのお手伝いをしてくださるとのこと、とてもうれしいです。心強いです。


最後までよろしくお願いいたします。



小屋入り中、もしよかったら、恋バナとかしましょうね。



作・演出 中島梓織(いいへんじ)