つばめ桜まつり!分水花魁道中に参加してきた!
皆さんこんにちは!4月7日(日)に行われた分水おいらん道中、見ていただけたでしょうか?私、し~るも手古舞として参加してきました!
手古舞ってなに?どんな役なの?という方がほとんどだと思うので説明させていただくと、江戸の祭りにおいて山車を警護した職人のことです。現在は、この姿をまねた衣装を着て、催し物で練り歩く女性たちのことです!
分水おいらん道中においては、行列の先頭に立って歩き、花魁たちを先導していく役割です!し~るは前から三番目にいました!
分水おいらん道中の歴史は古く、大正13年(1924年)に大河津分水路工事の偉業を称え、感謝の心で植樹された多くの桜並木と、その観桜客へのおもてなしの心から始まった仮装行列が起源と言われています。つまり…今年で100周年といってもいいのでは?!(実際は79周年です)
https://event.tsubame-kankou.jp/oiran/about/
(昔のおいらん道中の写真)
今年は例年より二週間開催日程を早め、4月第一日曜日に開催となったおいらん道中。し~るが昔舞妓として参加したときは桜がほぼ散ってしまってからの開催となっていましたから、二週間は少し早め過ぎでは…という気持ちもありつつ、近年の温暖化のことを考えるとちょうどいいのかも…という気持ちもありながら迎えた当日。
惜しい!!!!
桜は残念ながら蕾ばかりになってしまいましたが、気候に恵まれ抜けるような青い空!気温も少々高めの約20度まで上がり、コンディションは最高と言っても良いでしょう!
朝7時30分から支度をはじめ、化粧と衣装、かつらをつけた姿がこちらです
じゃん!!!
どうでしょう?我ながらなかなかかっこいいのではないでしょうか!
本当は化粧の手順等をご紹介したかったのですが、職人技であり、独自の技法や道具を使われているということで紹介NG!
伝えられることは耳の中までしっかりおしろいを塗られてし~るがびっくりして笑われたことだけ…
12時過ぎ、分水福祉会館を行列が出発し、スタート地点の諏訪神社を目指します。
福祉会館の周りはスタート前から太夫たちを近くで一目見ようと集まった人たちでとてもにぎわっていました!
地蔵堂本町通りを進んで一回目のおいらん道中が終了した時点でし~るはへとへとになっていました(笑)一時間ゆっくり歩いただけなのに普段と違う格好なのもありとても疲れます…
さて、場所は変わって大河津分水桜並木。大河津資料館前を出発したおいらん道中が桜並木を進みます。
信濃太夫 桜太夫 分水太夫の順で行列は進みます。実は三花魁の中で一番衣装が重い桜太夫はカツラだけで20キロもあるんだそうです!衣装も同じくらいの重さがありますから、おいらん役の方は普段の体重にプラス40キロ以上かつ高下駄を履いて外八文字をやっているんですね…!
外八文字って片足立ちになって屈伸しているような格好なので、これを熱い中計13回も行うおいらん役さんたちの凄さには頭が下がります!
予定より長く行われたおいらん道中もいよいよ終了。熱中症の方も出てしまいましたが、最後まで道中を行うことが出来ました!とても疲れましたがそれ以上に達成感がありました。昔はもっと衣装も重かったのだろうなぁと過去に思いをはせ…改めておいらん道中は素晴らしい伝統を繋いでいる行事なのだと思いました。来年も応募してみようと思います!