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CAVA×CAVA

2024.04.18 05:26


Ameba Owndの仕様が変わって、ページが3つしか表示できなくなっちゃって、今まで載せてた情報をググッと3ページにまとめました…!

ぜひスクロールしてみてね!!笑


さて、5月5日(日)は「カヴァレリアルスティカーナ」というオペラを、マスカーニとモンレオーネ、作曲家違いの2本立てで演奏いたします。

私は合唱・アンサンブルで参加いたします!!


今回も、どんな作品なのかを皆様にご紹介したく、私自身も勉強しながらここにまとめさせていただきます。


ヴェリズモオペラ

原作はジョヴァンニ・ヴェルガによる小説「カヴァレリアルスティカーナ」。日本語に訳すと、「田舎の騎士道」と訳せるタイトルです。

この小説は1880年に出版されたもので、ヴェリズモという文学の傾向を代表する作品です。そしてそのヴェリズモ文学を原作にしたオペラを、「ヴェリズモオペラ」と呼びます。


それまで、伝説であったり、貴族が登場する作品が主だったのに対し、ヴェリズモは、田舎の貧困層、一般市民にスポットライトを当てた、泥臭い作品が多いのです。

音楽としては、技巧的というよりは感情表現に重きをおいていて、ドラマチックでとにかく重い!重いって何かというと、重厚なオーケストレーションにも負けない、単純に言えば太くて深い、大きな声という感じでしょうか…。

私の声は超レッジェーロ(軽い)なので、合唱部分を歌うだけでも、その重さをずっしりと感じます。今回はピアノ伴奏ですが、中低音を中心にドラマチックに歌い上げなければいけないというところも、重いな〜と感じる原因のひとつかもしれません。


あらすじ

シチリア島。復活祭の日。

トゥリッドゥとローラは、かつては恋人同士であった。しかしトゥリッドゥが兵役の間に、ローラは、お金持ちの馬車屋、アルフィオと結婚してしまった。

兵役から戻ったトゥリッドゥは、ローラを忘れるべく、村娘のサントゥッツァと婚約する。しかし結局トゥリッドゥとローラは何度も逢引を重ねることとなり、サントゥッツァもそのことを知る。サントゥッツァは怒り、そのことをアルフィオにも告げてしまう。


トゥリッドゥの母ルチアの酒場で、アルフィオとトゥリッドゥは決闘をする約束を交わす。

トゥリッドゥは母に「自分が死んだらサントゥッツァを頼む」と言い残して出ていく。

しばらくすると、トゥリッドゥが殺されたことが告げられる。


こんな感じ!!

短い物語なので、1作品40分程度の作品です。


マスカーニとモンレオーネ

マスカーニのカヴァレリアルスティカーナは、これまたヴェリズモオペラの名作であるレオンカヴァッロの道化師と合わせて演奏されることが多い、とても有名な作品です。

特に間奏曲はあまりにも有名で、Ave mariaの歌詞が付けられて、よく単体で演奏されます。私は結婚式の仕事でいつも歌っています(笑)

合唱も出番が多く、重要な役割をしていて、特にアカペラで始まる教会のミサのシーンは間奏曲と同じモチーフが使われていて美しいことこの上ない…!


一方、モンレオーネという作曲家は、マスカーニがカヴァレリアルスティカーナを作曲した14年後に、このオペラを作曲しました。

オペラ作曲コンクールにこの作品を提出したモンレオーネですが、著作権の問題で失格となったのです。

1907年にマスカーニのカヴァレリアルスティカーナとセットで初演され、成功を収めるも、その後マスカーニと出版社に著作権侵害で訴えられ、長い間、上演禁止となっていました。


1996年にマスカーニの著作権が切れ、演奏可能となりましたが、アルバニアやフランスで演奏会形式(大道具や演技を付けずに演奏する形式)で上演されたのみで、今回が日本初演、演技を付けて上演されるのは1907年の初演以来となります。


日本橋オペラ

そんなレアな作品を上演いたします!

5月5日(日)14:00開演。

S席は10000円 A席は7000円です!

チケットのご用命はお問い合わせフォームより、お名前、席種、枚数、ご連絡先をお知らせください。