水害想定で秋の消防団合同訓練 7月豪雨災害の記憶も残る 2018.11.23 12:00 毎年秋に行なっている消防団の合同訓練に所属する団の一隊員として出動しました。この秋の合同訓練では毎年、富田・福川支部所属の消防団が火災を想定した消火訓練を行なっていますが、今回は台風や豪雨による水害を想定した訓練でした。主な訓練内容は広報、避難者支援、土のう作りなど3つ。先ずは消防車で担当の地域を回り、拡声器で注意喚起を行う広報活動を行いました。 「訓練、訓練、こちらは周南市消防団です。ただ今、大雨により夜市川が氾濫危険水位に達したため避難指示が発令されました。皆さんは直ちに所定の避難所に避難してください…」と、私もマイクを握りゆっくり何度もアナウンスを繰り返しながら担当の地域を消防車で回りました。正直言ってこれは私の専門分野。本番でも役立ちそうだと思いました。その後、地域の要支援者のご家庭に迎えに伺い、避難所まで送り届けました。訓練地域で事前に打ち合わせできていた事もあり、大きな混乱もなく訓練は進みました。しかし、いざという時のために経験しておく事は重要です。その後は消防署の職員から土のうの作り方、積み方などを学びました。 土のうは6割を目安に土を詰め、口を結んでいきます。また重要なのは積み方で、結び口は水の流れの下流に向けさらに土のうの下に隠し、土のう全体の形を整えながら間を詰めて積んでいきます。また、その土のうをブルーシートの上に積み、それを包んでしまえば止水力が大きく高まるという事でした。 今年の7月豪雨災害では周南市でも大きな被害を受けました。今回は水害を想定した訓練でしたが、災害の記憶も新しいだけに団員は訓練から学ぼうという意欲が高かったように思います。今後も地域防災の要である消防団の活動に私も全力で取り組んでいきます!