意欲的な復習。
新学期、模試が明けてから
小中学生には新しいシステムを
導入しました。
画一的な課題ではなく、
個々の課題意識を明確にし、
それぞれにしっかり
自分と向き合って
演習して行けるシステムとし、
努力を量質共に評価して
アドバイスを毎回
行ってゆくようにしました。
早速、小テストの復習、
前日行われた授業の復習、
次回の漢字テストや英単語テストの
対策など、それぞれに
動きが活性化してきており、
机に自分から向かう時間が
増えました、というご報告も
頂いております。
このシステムの良さは、
あくまでも、その学習を
自主学習と扱っており、
単にやってくるだけでも
評価されるということです。
そして、私から、もっと
こういうふうに日常学習を
組んだら良い、とアドバイスをでき、
家庭学習についてもより深く
関わることができるようになりました。
手間がかかり、授業時間は
正味10分減りましたが、
代わりに、一人一人と向き合って
声かけをできる、というところに
メリットを感じています。
声かけをするようになってから、
本当によく授業中に目があうように
なりましたし、心が通じている
ような授業が以前より一層
できるようになったように思います。
賢い子は、能力に応じた
復習タイミングが確立しています。
コンスタントに暗記も欠かしません。
毎年、賢い子や、勉強の効率が
良い子は何人もいますが、
その子たちから私自身も学び、
それをどうにかシステム化し、
誰もが効率的に学べるような
形にしたいと変化をしてきました。
結局、成績が伸びないのは、
やりっぱなしになっていることと、
すぐに復習したり、
重ねて復習をしたりと、
勉強が毎日有機的に
繋がっていないことが
最たる原因です。
だから、強制的に毎日勉強させれば
成績は大抵上がりますが、
私自身、わざわざどこかに行って
(たとえば自習室やカフェのような)
勉強するのは嫌いで、
実際負んぶに抱っこなやり方で
生徒を伸ばすのは最終手段だと
思っています。
自立すると、親御さんも私も、
ひいては生徒さん自身も
楽になり、効率的になればなるほど
自由な時間も持てるようになります。
もちろん、そのようになれば、
受験生となった時に、
余った時間を更なる対策に
費やすことが可能となり、
私が知らないところで
どんどん伸びているな、という
状況も楽しめるようになります。
そんな状況で挑む受験は、
私も楽しみになりますし、
実際、そのような子は
必ず合格を果たしてきました。
新しく始まったシステムを
より改善し、従来あった
指導環境をよりアップデートして、
これまでよりも一層
パフォーマンスが出るように
仕上げてゆきます。
私自身、新しいおもちゃを得た
子どものように、楽しんで
このシステムについて考えています。