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聖地巡礼というカルチャー

2018.11.25 00:59

さて、僕はそこそこオタクなことで知られていますが、そんな僕が今年ハマったもののひとつが…….

アニメ「ゆるキャン△」です!


これは、ある冬の日の物語。
静岡から山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、“千円札の絵にもなっている富士山”を見るために自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、あいにく天気はくもり空。富士山も望めず、疲れ果てたなでしこはその場で眠りこけてしまう。目覚めてみるとすっかり夜。初めての場所で、帰り道もわからない。心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。
冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。
ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。
焚き火を囲み、カレーめんをすすりながら会話するなでしことリン。
やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。
「見えた……ふじさん……」
なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。

平たく言えば「女子高生がキャンプする話」なのですが、このインドア野郎の僕に「キャンプしてみたいな……(但しソロ)」と思わせるほど、キャンプの魅力をグイグイ見せつけるアニメなのです。


で、キャンプこそまだ実行してないのですが、いわゆる「聖地巡礼」はしてみました。夏のことですが。


「ゆるキャン△」の舞台は山梨県。お盆シーズンに行ってみたのです。

まずは1番行きたかったここ。アニメでは「ほっとけや温泉」ですが、実際には……

「ほったらかし温泉」です。いろいろとユニークな温泉で、「あっちの湯」と「こっちの湯」に分かれていてそれぞれに入泉料が必要です。そして営業時間は日の出前ということになっており、季節によって営業時間が異なります。

山の斜面に露天風呂があるという野趣溢れる温泉です。とはいっても秘境温泉のような過酷なものではなく、内風呂もシャワーもあります。ワイルドかつ快適なのです。

そして天気の良い日だと富士山を眺めることもできます。そうです。早朝に行けば富士山からの日の出を楽しむことも出来るのです。


しかし僕が行ったのは夏の夕方、そして山。

天候が不安定で、温泉に浸かった時はずーっと雷が鳴ってました!スリリング!

温泉のあとは名物、温玉あげ。うまい!

翌日は笛吹川フルーツ公園へ。ここも劇中で登場します。ここで寄り道したあとにこの先のキャンプ場に行くのです。

店内にもポスターが!

無料で入れますがとても立派でキレイな公園です。


フルーツ公園を満喫した後は富士山の西側の町、身延市に向かいます。こちらには……

スーパーマーケット「ゼブラ」とリカーショップ「酒の川本屋」

これは何かというと登場人物のバイト先。

こちらがゼブラの元となった「セルバ」


たかがスーパー。なのですが「アニメとおんなじだ〜!」とテンション↑↑


中年なのにこんなことでいいのでしょうか?


ちなみに店内にはゆるキャン△ブースがあり、グッズが豊富に揃っていました!

隣のリカーショップは残念ながら……。


今年閉店してしまったそうです……。



ところで今回最大の目的は……

こちら。劇中に登場した「しまりんだんご」


主人公のひとり、志摩リンをモデルとしただんごで架空の商品です。しかし実際に商品化したということでこいつは欲しい!


ですがフルーツ公園にもセルバにも売っていません。


情報を集めたところ、身延山の麓にある「武州屋」さんで取り扱いがらあるとのこと。

早速向かいます。


椎茸と湯葉のお店なんですね。とても上等な"どんこ"などが並べられていましたが、お店の方が僕を見るなり「しまりんだんご?」と訪ねてくれました。見るからにオタクだったのでしょうか?


お店の若旦那の方がしいたけ茶と佃煮を出してくれました。どっちもとても美味!


そして目的のしまりんだんごもゲット!


さぁ帰ろうかと思ったら若旦那が「ここから登ったところのお寺の山門にゆるキャン△のパネルがありますよ」と教えてくれました。なんと親切なのか武州屋さん。

(後日知ったのですがこちらの武州屋の若旦那さん、身延市の振興会青年部に所属していて、町おこしの為に尽力されているのでした。)


で、タイトルの画像がその山門。


パネルが無いぞ?と探していたら背後の観光案内所にいました!

いましたしまりん!ってのれんで隠れ気味やないか!

他のキャラも案内所の奥に仕舞われ気味……。


もうひとりの主人公、各務原なでしこも隠れ気味。もっと目立つところに置けば良いのに!と思いましたが風で倒れちゃいますよね……野外だと。


とはいえ主要キャラ全員のパネルも見られたし大満足です。

帰りの車内ではない身延名物みのぶまんじゅうをむしゃり。


レンタカーを返却して帰路につきます。

帰りの電車で「しまりんだんご」を食すことに。これを買いに来たようなものなんだよなぁ〜。


開けてみると……

………!!


これは……


ごめんよしまりん……

そんな山梨・聖地巡礼の旅でした。


聖地巡礼というのを始めてやってみたのですが意外なくらい楽しい!です!


最近は「君の名は」をはじめ、アニメの舞台になることによる経済効果は侮れないものになっています。


きっかけは何でもいいと思いますが、旅に出かけるのは楽しいですね!次はなんの聖地に行こうかな?(←オタク)