2024年4月ショートクルーズ初日、向かうは「大三島(井口港)」濃霧ひどくて午後出港!
(HAPPY艇からの寄稿記事)
私、2014年4月のこの日が誕生日となります。もうめでたくもありませんが71歳、立派な高齢者の1人になったはずですが、ちっともそのような気分になりません。しかし、気分はそうであっても、写真に映る自分を見てハットします。間違いなく初老の人なんですねー。
今日から4月のショートクルーズに出ようと昨日艇を降ろして、ビジター桟橋に繋いでおきました。エンジン、ジェネはブルルンとご機嫌よく起動してくれ、気分も上々でした。そして今日、4月22日(月)の朝を迎えたわけですが、自宅前の詫間湾(HAPPY BAY)は午前9時の様子はご覧の有り様、いつもなら見える「粟島」さえ見えません。つまり、視程は1マイル以下ということになります。
予定の向かう先は「大三島(井口港)」です。レストランの予約もしてあるので、是が非でも行かねば迷惑をかけてしまいます。瀬戸内海というホームゲレンデ、レーダー航行にも経験はありますが、無理は禁物、出港時間を大いに遅らせ、まずは帰港後に行う予定の家事雑事を前倒しでやりました。
時間が経過するにつれて、視程が回復し始めました。この程度の視程(2マイル程度)があれば、瀬戸内海ではどこかな島影を発見できるため、仮に航海計器がダウンしても位置と方向の推測ができます。ということで、13時に「仁尾マリーナ」を出航しました。途中の海況は風が全くない、波も全くない状態で約30マイル先の「大三島(井口港)」に到着しました。到着時間は14時10分、気になっていた霧はまだ残っていましたが、航行上の問題は全くありませんでした。
桟橋自体も料金も2年前と全く変わりはありませんでした。ご承知のように「大三島」に艇を着けるにあたっては反対側(西側)の「みやうら海の駅」の方が圧倒的に人気が高いと思いますが、実は外食となるとあまり選択肢がありません。これに対し、東側の「いのくち海の駅」は係船料はなぜか千円(施設使用料の課金)高いのですが、基本1艇の利用しかないので、桟橋を移動する他艇クルーの目線、大声が気になりません。最も「みやうら」の方も週末、休日でなければ空いてますので、こんな事はありません。
「いのくち」サイドにはサイクリストの人気スポットとして定着した「WAKKA」があります。最近はこの集客を見込んで飲食店の新規出店が続いているようです。今晩の食事先となるもその一つかもしれません。店名にリストランテとついているので、期待が高まりましたが、残念なことにイケテませんでした。がっかりでした。誕生日なのに艇に帰る足取りも重く、寡黙な時間が続いてしまいました。「またもや、店の選択を間違えてしまったね」そのプレッシャー、自責の念が付きまとっています。桟橋に戻れば、海上の風はすっかり止み、防波堤切れ目からの波の影響もなくなっていました。やっと良いことに出会った感じです。
艇に戻って気分をリセットするため、冷蔵庫の豆腐をつまみに熱燗飲みながら「鬼平犯科帳」(全シリーズDVD保有)を見てゆるりとしました。これで明日に対してのスタートラインに戻れました。結局、家でも艇でもどこにいてもこの過ごし方はテッパンのようです。