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東京で死ぬ

手紙

2018.11.24 15:00

2018.11.25 


横浜東口の寂れた居酒屋の3階座敷で、7人から始まったサークルが2周年を迎えた。




2年前、大阪転勤を言い渡されたはずが、1年半横浜で勤務することになった。


会社の同期とも疎遠になっていた俺は、暇を持て余してネット掲示板の怪しげな集まりに参加した。


横浜駅東口の郵便局前で待ち合わせた。

最初は男6人で、まともに話せる奴は横に座っていたパーマのやつだけだった。

なんてしけた会なんだろうと思った記憶がある。


あとで1人の女性が合流し、全員が揃った。


「お前ら幹部やってくれ」

発起人の胡散臭い20歳は俺たちにそう告げた。




「あれから2年が経って」


昔、自分のバンドの曲にそんな歌詞を書いた。

あの時は、何もかも変わってしまっても、昔の彼女にもらった手紙を捨てられない気持ちを歌った。



あれから2年が経って、7人のうち3人は去り、1人は名古屋にいる。


けれど、あの日7人で始まったサークルは、今では50人を超える大所帯になった。


嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと、数えればきりがないけど、今日も明日も続いていくといい。


俺は今、サークルに生かされている。

良い3年目にしよう。