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耳介(じかい)

2024.04.23 12:00

耳の構造の中で、顔の外に出ている部分を耳介(じかい)といいます。

耳翼(じよく)とか耳殻(じかく)とか、耳の端(は)なんて呼んだりもしますね。

音を集める作用と、左右に到達する音の大きさと時間差を生じさせて音の方向を検知する役割もあります。


ところでこの耳介、皆さんは洗っていますか?

洗うなら、髪と一緒にシャンプーで?顔と一緒に洗顔料で?

お湯で流すだけとか、タオルで拭くだけとか。

触らない方もおられるかもしれません。


施術していると必ず耳は触るのですが、

「あんまり洗えていないかも?」

と思う方が時々おられます。

少しゴワつく感じがしたり。

不潔~とは思わないタチなので触れるのは平気なのですが、健康法として少しもったいないかもと思ったりはします。

耳ツボマッサージという分野があるように、耳にはたくさんのツボがあると言われます。

また、柔らかい耳たぶには脂肪組織が多く、毛細血管によって血流も豊富。

ですから、健康状態のバロメーターにもなる訳です。

耳たぶにしわがない人は、心血管疾患の合併率が低いというデータもあるそうですよ。

動脈硬化が進行して血行が悪くなると脂肪組織が萎縮し、耳たぶに深いしわが生じるということらしいです。

耳たぶの血行と心臓の冠動脈や大きな血管の状態を直接関連付けることはできないかもしれませんが、統計的な傾向があるということは、大切なサインの1つでしょう。

耳介に限らず体のあちこちを普段から触り慣れていると、ふとしたサインを見逃さずに済むかもしれません。



ということで、耳介も意識的に洗ってあげましょうか。

耳ツボ1つ1つは覚えなくても、手をかけようとする気持ちが、良い刺激になるはずです。

耳の後ろは匂いの発生源の1つでもありますので、その意味でも。

あまりゴシゴシする必要はありません。

シャンプーでは洗浄力が強すぎるという専門家もおられますが、個人的には自分が洗いやすい手順で良さそうな気がします。


耳を触るセルフケアは、こちらの過去記事もどうぞ。

参考過去記事『耳を引っ張る』https://honwaka.theblog.me/posts/37784783