続編
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
古民家カフェ&セレクトショップ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
「ゆっくり、いそげ〜
カフェからはじめる人を手段化しない経済」
は今から7ヶ月ほど前のテマヒマブログ、
支援、受贈の回でもご紹介しましたように
「テイクからではなくギブから始める関係性」
「消費者的人格と受贈者的人格」
といったキーワードで、自分が考えていたこ
とを整理するのに役立ったり、考えさせられ
たり、影響を受けた本のうちの1冊です。
その著者、クルミドコーヒー、胡桃堂喫茶店
の店主、クルミド出版代表の影山知明さんが
その続編
「続・ゆっくり、いそげ~植物が育つように
いのちの形をした経済・社会をつくる」
しかも査読版を出されるとのことをフェイス
ブックで見ました。
テマヒマは食をテーマにした古書をゆるーく
セレクトしていて新刊のものは雑誌・民藝だ
けなのですが、いてもたってもいられず、ご
連絡させて頂き、このたびテマヒマでご紹介
販売させて頂くご縁を頂きました。ありがと
うございます。関西圏ではテマヒマが唯一の
取扱店のようですが、大変嬉しく光栄に思います。
まず、査読版ということについて、影山さん
のFBのコメントを抜粋します。
一旦、今の状態で原稿を世の風にさらし読ん
でいただいた方からのフィードバックをいた
だきながらその先の本の「完成」を目指して
いくという二段階方式。
こうしたやり方が受け入れてもらえるかどう
かは分かりません。
「そんな中途半端なものを出すな!」という
お叱りの声も聞こえてきそうです。
ただ、ぼく一人が経験できる範囲や見ること
のできる世界はやっぱり限られていると思う
のです。
読んでくださった方お一人お一人からそれぞ
れの感想や経験、世界観を分けていただくこ
とでもっともっと先を思い描くことができる
かもしれない。
合わせて、影山さんによる刊行の説明文も掲
載させて頂きます。
------------------------
△を、▽に。
------------------------
会社も、学校も、政治も、まちも、今の社会
は成果を先に定義して、そこへと最短距離で
行こうとしている。人は規格化され、利用価
値ではかられる。今の生きづらさの正体はそ
こにある。
それを180度、ひっくり返してみたらどうだろ
う。一つ一つのいのちを大事にし、それらが
のびのびと、それぞれの可能性を最大化する
ように関わり合ってみたら。
カフェの営業から、出版、哲学カフェ、地域
通貨、書店、田んぼづくりと活動を広げてき
たクルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店の道のりは
まるで植物のそれのようだ。そこに設計図は
なく、縁と偶発性から、伸ばすべき枝が自然
と伸びてきた。
そう、自動車を作るようにではなく、植物が
育つように。
この地上の支配者、植物のありようから学び
一人一人が大切にされる経済・社会をつくる
ための処方箋。
ゆっくり、いそごう。
少し長くなってしまいましたが、昨日、その
査読版がテマヒマに届きました。今日から、
販売を開始したいと思います。このような
特殊な性格な本ですし思い入れも強いため
書棚に普通に並べるのではなく、レジのそば
に置いてお客様とお話しながら販売したいと
思います。
現時点でまだ僕自身もこれから読むところで
ここで内容に触れることは出来ませんが、
めちゃくちゃ楽しみです。が、いつ読む時間
を作るか頭を悩めています。
さて昨日のテマヒマですが、おそらくOPEN
以来一番ぐらいにランチ時のお客様が少ない
日でした。お客様とゆっくりお話しも出来て
よかったですが。今日のテマヒマはどんな
感じでしょうか?それでは今日も11時
オープンで皆様のお越しをお待ちしており
ます。それではよい一日を!