「骨盤矯正できますか?」に対する最近の回答
接骨院をやっているとよく「骨盤矯正できますか?」とご質問いただきます。
以前は「骨盤矯正というメニューはないのでできません」という回答をしていました。
(骨盤矯正は医学用語ではなく特定の手法を指す言葉ではないため)
ですが最近は「必要な状態であれば行います」と回答しています。
これは決して「骨盤矯正を謳うことで集客に繋げよう」と思ってではありません。
最近の回答の変化は「骨盤矯正は特定の手法があるわけではないし、元々カイロプラクティック的な関節の矯正(調整)はしているし、問い合わせの意図は『骨盤矯正』というものを受けるのが目的ではなく不調の解決を求めている場合が多いから」という考えが元となっています。
元々私が行っている施術は、師匠から教わったカイロプラクティックの要素の入った手法なのですが、これに背骨や骨盤などの関節のいわゆる矯正術が含まれています。
(矯正術以外もありますが)
そのため、他院で「骨盤矯正」として行われている手技に近いものがあり、わざわざ「これは骨盤矯正ではない」と否定するのも何か違うような気もしています。
そもそも「骨盤矯正できますか?」と質問される方は、産後で骨盤の開きやぐらつきが気になっていたり、腰に痛みがある方が大半です。
そういった方がネットなどで解決法を探しているときに「骨盤矯正」というものを知り、それを受けると今の悩みが解消できるのではないかと考えた末の問い合わせであることが非常に多くあります。
であれば、それらの悩みに対して私の「矯正術」が効果的な場合もあり、その方の悩みが解決されるのであれば「必要な場合」と前置きをした上で矯正術を行うことを提示した方がいいのではないかと考えています。
ただ少なくとも、「今すぐに骨盤矯正をしないと骨盤が開きっぱなしになりますよ」というような不安を煽るようなことは一切言いませんし、「骨盤矯正」を積極的に口にすることはありません。
私はいつでも「必要なときに必要なことをやる」というだけです。
必要のない人に矯正術は行いませんし、必要な人には矯正術を行います。