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星を繋ぐ猫達 《第9章⑥ 遥か遠く昔の…》

2018.11.25 14:32

すっかり寒くなりました。日に日に気温が下がり、初雪もちらほら、いかがお過ごしでしょうか?


10月に、北鎌倉古民家ミュージアムで開催された「招き猫100人展」に、出展させていただいた作品「百喜夜光☆ひゃっきやこう☆」が、会期中、売約済みとなり、ご縁のある方の元に行きました。ありがたいことです。

大型作品が、売れる事は、滅多にないことで、売れた。と、聞いた時は驚きました。ありがとうございます。


この作品は、たいへん縁起の良いものです。[百の喜び夜空に光輝く。皆に幸せが降り注ぐように…]と、描いた作品。


画像は、瀬戸市の会場で展示された時のものです。


猫沢さん達も、ちゃっかりいますよ♪


そして、そして、お待たせしました。物語の続きをお楽しみください。


《第9章⑥ 遥か遠く昔の…》


海底都市ナタトリア


そこは、不思議な空間、通常の狭き周波数の中で生存する、人間の網膜には映らない。人には、ただの瓦礫と化した残骸達が、墓石のように海底で佇んでいるようにしか見えない…


そこに、重なるように存在する別次元に、都市は存在する。


ツジンシと、ミスマは、黄金の幾何学模様の正装で現れ、この世の者とは思えぬ神々しさを纏っていました。


幾何学模様の建築物が、建ち並ぶ景色


何かに似ています。猫達は、既視感を抱きつつ、案内された場所に辿り着きました。


「あ!」


そこにあるのは、猫の星の象徴的な物と、よく似た光景でした。


「これは…!?」


大きな水槽のような建物の中に、泳ぐ、巨大な魚達…!


「イクサフィーゴだ!」


猫達は、口々に叫びました。


「よく、ご存知ですね」


ツジンシが、驚いた表情で、猫達を見ました。


「はい、彼等は、星のシンボルです!私達を救ってくれました!」


猫沢さんは、キラキラと輝いた表情で、答えました。他の猫達もウルウルしています。


「彼等は戦士。宇宙に点在する生命体…同胞達を護る者…」


「戦士?」


猫達は、優雅に泳ぐ、イクサフィーゴ達を眺めていました。


「そうです。とても勇敢な戦士です。彼等は、コネコピアの民と一緒だったのですか?」


ツジンシは、不思議そうに質問します。


「いいえ。私達の星「カンタスカラーナ」は、故郷を追われ集まった移民の星。私は、遥か昔の亡き惑星リラを故郷とする民族の末裔。昔、その血を引く者が、イクサフィーゴを引き連れ、星の危機を救いました」


猫沢さんは、静かに答えました。彼は[東の猫の民]親友の猫伊豹之助と同じ民族です。つまり…かの虎之助博士(現在の寅次郎博士)もです。


「あぁ…リラは…遥か昔の、私達の故郷。宇宙に散らばる仲間達に再び出会えた事に、感謝致します…」


そう言うと、ミスマは、静かに頬を伝う涙を見せまいと、扇で顔を覆いました。


なんと、不思議な廻り合わせ


猫沢さんは、心配そうに、寅次郎博士を見ると、たいへん疲れている事に気づきました。それもそのはず、この世界の領域は、生身の人間が姿を保つことは、とても難しいのです。大きなエネルギーが必要なのです。覚醒したと言えども、齢70年と言う[時間の概念]が、邪魔をしているのです。


猫達は、寅次郎博士に、そっとニャンタンを渡すと、みるみる顔色が良くなり、ホッとした顔つきで、もう大丈夫。と言うジェスチャーを送りました。


それに気づいた、ミスマは、彼を休ませようと、皆を歓迎の席に案内しました。


寅次郎博士の過去の中に存在する[プラナダの民]滅びの道を選び、方々に散らばった民族。[橋渡しの民]として、イクサフィーゴと行動を共にする彼は、一体、何者なのか…?


謎は、深まるばかり…


[つづく]


 (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。


物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。


そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)


2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。


猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)


※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)


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