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就活応援プロジェクト第4弾 新卒入社して良かった上場企業ランキング(vol.23)

2016.02.17 05:00

就活中の学生のみなさん、「安心してください」
先輩社員のクチコミから見える「入って良かった」メッセージ


要旨:


今回の調査レポートは、昨年から続く「就活応援プロジェクト」第4弾として上場企業の「新卒入社」社員からの会社評価レポート22,618件を対象にランキングを集計しました。

2017年卒業予定の学生に対する採用活動は、これから本格的なシーズンを迎えます。景気判断による企業の旺盛な採用意欲と少子化の影響により、学生の就職率は上昇を続け、今年も「売り手市場」となることが予想されます。一方で、就職協定に縛られずに採用活動を進める企業も増えており、インターンシップによる「青田買い」、研修ツアーによる「囲い込み」、就活を終わらせるよう執拗に促す「オワハラ」が問題視されるなど、就職活動を行う学生にとっては、自分に合った企業を選択する難易度が高まってきています。

そこで今回は、上場企業の新卒入社社員を対象として、社員満足度の指標であるVorkers(現:OpenWork)総合評価点と「入社理由と入社後ギャップ」クチコミに着目。これから就活を始める学生達に向け、企業選び、そして働く上でのヒントを実際に働く社員のクチコミから探ります。


新卒入社して良かった上場企業ランキング

※ランキングの評価点・クチコミ件数などは集計時点の数値となるため、「Vorkers(現:OpenWork)」各企業ページで掲載している数値と異なる場合があります。


新卒入社社員からの評価に絞って集計した結果、1位に三菱商事、2位に住友商事、3位にリクルートホールディングスがランクインする結果となりました。総合商社はそのほかにも伊藤忠商事(8位)、三井物産(9位)、丸紅(17位)と、トップ20に5社がランクインしています。


社員クチコミから見る「入って良かった」の背景

Vorkers(現:OpenWork)に寄せられたランクイン企業の社員クチコミには、「入社理由の妥当性」について「妥当であった」という答えが多く見られました。学生側の就職活動における企業研究、企業側の真摯な情報発信、両者の「入社前と入社後のギャップ」を作らない努力が高い満足度につながっているようです。



「入社を決めた理由:グローバルな舞台で大規模な仕事をしたかった。入社時のイメージと実際の仕事はほぼ同じであった。ただ、多岐に渡る部門があるので、必ずしも希望の部署に配属とならない可能性もあり、この点は認識しておくべき。」(営業、新卒入社、男性、三菱商事


「入社を決めた理由:活気がある。成長できそう。風とおしがよさそう。男女平等。入社理由は妥当だと思う。ただし、男女平等ということは、女性だからといって特別視されるわけではなく、男性と同じように結果が求められる。時短等の制度はもちろんあるが、予想より短い時間の中で結果を出していくのは難しい。家庭を持ちながら仕事を続けるのはよほどのタフネスでないと厳しいと思う。」(営業、新卒入社、女性、リクルートホールディングス


「入社を決めた理由:社員の方々の士気の高さに刺激を受けたからです。入社前の認識とのギャップを感じたことはありません。ただ、周囲との競争に負けないメンタルのタフさは持ち続けられる人でないと長期的に成果を出し続けるのは難しいと思います。」(研究開発、新卒入社、女性、アステラス製薬


「入社を決めた理由:海外で幅広く活動しているところ。雰囲気の良さ。入社前に抱いていた印象と入社後には大きな違いはなし。海外展開も多く、多くの社員が出向、海外拠点に転勤しています。部署によって差はあるものの、全体的な雰囲気はとてもいいと思います。」(営業、新卒入社、女性、日本郵船


「入社を決めた理由:給与水準が高いことも理由ですが、やはり、若いうちから仕事を任されるということに、やりがいを感じて決めました。入社して後悔することは無かったですし、仕事も任せてやらせてもらったので、満足しています。ただ、同期はもちろん、社内の人が皆、モチベーションとスキルの高い人なので、気を抜くことはできません。」(建築監理部、新卒入社、男性、コスモスイニシア


就活生必見!先輩社員からの「認識しておくべき事」

Vorkers(現:OpenWork)の「入社理由と入社後ギャップ」クチコミには入社理由の妥当性のほかにも、入社を決めた当時に認識しておくべきだったと感じていることも寄せられています。満足度の高い企業の社員クチコミには、その企業を理解するためのヒントが詰まっています。


「会社が何を求めているのかと、自分の理想とする姿とが一致しているか否かを考えておくこと。」(コーポレート、新卒入社、男性、三菱商事


「自分が何をやりたいのか入社の段階から明確にしておく必要はないが、逆に言えばどんな仕事でもたずさわる覚悟がなければやっていくのは非常に厳しいかもしれない。給料の高さだけでなく、それ以外の自分の人生の価値観に照らし合わせて会社を選ぶ必要はあると思う。」(主任、新卒入社、男性、住友商事


「若手のうちは、現場の厳しい作業を経験する必要がある。世間では、グローバルなイメージが強くあるようだが、海外で活躍するまでの基礎は本社や出向先でしっかりと身に付ける必要がある。最初の数年は下積み経験を覚悟しておくべき。」(営業、新卒入社、男性、伊藤忠商事


「分野にもよるが、業界大手であり案件の規模やスケールは他社と一線を画している。一方で業界によっては男性優位の文化も残っている為、女性として活躍するにはそれなりの体力と覚悟が必要だと思う。就職活動時のOB/OG訪問できちんと社風を理解し、自分が適するかを事前に確認しておくことが大切だと思う。自分達で商品を作っていない商社だからこそ、会社や組織の文化、一緒に働く人々の雰囲気は重要になると思う。」(営業、新卒入社、女性、三井物産


「自身の強みをしっかり認識し、人に伝える事が大切だと思う。現在は入社試験に合格した時点で部門の配属先が決まっているので入社試験時にこの会社で何をしたいか述べられる様にしておく事が大切である。」(技術部門・技能職・組長、新卒入社、男性、トヨタ自動車


「新卒でも、転職される方でも成功体験を捨てたほうがいいと思います。愚直にプライドを捨て、真摯に仕事に向き合い、努力なくして成長はないと思います。」(インターネット広告事業、新卒入社、女性、サイバーエージェント


データの集計について

データの収集方法

「Vorkers(現:OpenWork)」の会社評価レポートへの回答を通じてデータを収集しています。会社評価レポートの回答条件は下記のとおりです。

以下の2つのデータについても収集しています。

対象データ

Vorkers(現:OpenWork)に投稿された会社評価レポートのうち、新卒入社社員のレポート回答者数が10人以上ある上場企業589社のレポート回答22,618件を対象データとしています。(集計期間:2007年7月~2016年2月)

会社評価レポートの回答ページはこちら⇒